第5話 2020年 生まれ変わる 1️⃣

2020年のお正月。

私は、こんな不思議な初夢を見ました。

新年早々、目を覚ましたら、心臓がドキドキしていました。


「何なんだ、この夢は…」

「しかも、初夢。。」


私は、気持ちが落ち着くまで、しばらく心臓の辺りをじーっと抑えていました。


「あったかいお茶でも飲もう。」


そう思ってまだ寝ている家族を起こさないように静かにキッチンに行ってお湯を沸かしました。


緑茶にしようかコーヒーにしようか…

「うん、緑茶だな。」


そう思って急須にお茶の葉を入れ、お湯を少し注いで蒸らしました。

緑茶の良い香りが漂ってきました。

「うん、良い感じ。」

さらに、お湯を注ぎ、湯呑みを選んで食卓に置きました。


湯飲みにお茶を注ぎながら、初夢で見たことを思い返しました。



すごく綺麗な龍だったな…。


本当に美しかった。 

あれは何色なんだろう?

金が光りすぎて、白かった…

でも、白じゃなかったなぁ。

すごく光る白だった…。


味方だと思ったんだけどなぁ。

すごく綺麗な龍だから私の味方だと思ったんだけどな…


なんか違ったな…


私を襲ってきたもんな…


怖かったなぁ…


こんな初夢ある?


怖かったけど、

仕留めたもんなぁ…私。


なかなかやるなぁ、私!


あそこに剣があって、ホント良かったなぁ!


身を守れたよ!


ものすごく美しい龍を仕留めたから、

もしかして、

宝くじ当たるかも?

買っちゃう?

初夢だし。


宝くじ買ってみようかな…。


緑茶の良い香りに気持ちも和み、

あったかいお茶を飲みながら

「よし!宝くじを買ってみよう!」

そう決めました(笑)



今は、ネットで宝くじが買える時代。

新年から毎月なにかしらの宝くじを買うことができます。

ウキウキしながら名前や諸々を登録しました。

そして、

連番で買うことにして、

購入画面をタップしました。

心を躍らせながら

「絶対、高額当たるでしょう!(笑)」

と、妙な自信が湧いてきました。


だって、龍の夢なんて滅多に見ないし、

し、か、も、

綺麗に輝く龍の初夢!

「チャンス来てるでしょう🙏」

そう、思いました。


買うと言っても専業主婦の私。

自分の道楽のために

たくさんお金は使いません。


すっごく頑張って1万円。


1万円を投資して

新年の宝くじを買いました。


当たったら何を買いたいか…


当たったら、2千万円が手に入るはずでした。


当たったら、何をしたいかなあ?


何に使おうか…


そう考える時間は、

わくわくするとても楽しい時間でした。


好きなアーティストのライブツアーを

旅行も兼ねて追っかけしてみたいなあ。

「出待ち」というものをやってみたい。


とか、


宝塚とか色んなミュージカルを

観に行きたいなあ。



と、思いました。



全国、海外色々出かけて

ライブや舞台を観ながら

色んな景色を見たいなあ。

美味しいものも食べたいなあ。

と思いました(笑)



この時、

いつも家族のことが優先、

自分のことは後回しにしている私の心が

「我慢」から「解放」されて、

実はやりたかったこと、

やってみたかったことが

ズラズラーッと

無邪気に舞い上がってきました。


小さな子供のように

とても無邪気な自分がそこにいました。


楽しかった。


ホントに心が弾んだ時間でした。


結果的に、高額は当たりませんでしたけど。

連番で買ったので

900円は、もらえました。


良い思い出です(笑)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る