人それぞれの救済。

カターシャの行為はもちろん許される事では無いのですが、彼女の最期の胸中の言葉を読んだ時に、「彼女にとっては本当に純粋な心からの救済なんだな」と思いました。
彼女の救済がここまで極端なものとなったのは、カターシャの子供達への愛情がそれほどまでに強かったからなのではないでしょうか。
僕はそう感じました。
人を救うとは何かを考えさせられる、とても読み応えのある小説です。