第6話 やってしまった。見てただけ、だけど。

 冬休み中の連続授業の最後の日。毎日顔を合わせると、やっぱりお互いすごく慣れてくる。一層いろんな話をするようになった。


 さて、この日、ついに「やってしまった!」ということをやってしまった。そう、*くんに目の前でさせてしまった。


 あの日から、勉強中、*くんの股間に視線を向ける癖がついてしまったのだけれど、だいたい時間の中盤で、ほっとして大きくなっているのでは?という状態にほぼ毎日なっているような気がした。なんなら私が抜いてあげようか、と、誘ってみたくてたまらなくなっていたが、もちろん黙っていた。


 ところが冬休み最後のこの日、1回目のブレイクの時間に*くんが、

「先生、あの、あれ、してきていいですか?」と、顔を赤くして呟いた。

「え?出す?何を?」と、最初何のことを言っているのかわからず、聞き返した。

*くんは、さあに顔を赤くして

「・・・」

無言でういつむいてしまった。

そこでハッと気がついた。あ、あれか。そういえばいったっけ。大きくなっちゃって、どうしようもなくなって勉強に集中できなかくなったら、出しに行っていいよ、と。

 視線を*くんの股間に向けると、見事にスウェットパンツを中から突き上げているものが確認できる。


「ああ、あれのことね。」とあわてて返した。

続けて、

「出さないとやっぱ辛いの?いいよ。してきな。」

と答えたけれど、付け加えて、

「よければここでしてもいいよ。」

と、自分でもびっくりなことを口走っていた。

なんだか*くんが一人でトイレでするのも可哀想にも思えたからかもしれないし、見られながらすると快感が高まるという趣味の持ち主もいると聞いたことがあるからかもしれないし(**くんがそういう趣味かどうかしらないけど)、それより何より、このスポーツマン体系の男子高校生が自分でするのを見てみたいというSな私の願望からそう言ってしまったのかもしれない。


「え?あ、はい。いえ・・・」と曖昧な反応の*くん。

「ほら、するって言ってもトイレでするんでしょ?イヤじゃん、そんなとこで一人でするの。見ててあげるから、どうせならここでしなよ。」

迷っている**くん。

「あ、でも恥ずかしいよね。恥ずかしかったら、トイレでしてきていいよ。」

まだ、もじもじしている彼。

「ほらほら、時間もったいないから。どうするの?ここでするの?それともトイレでするの?」

と、ちょっと圧をかけると、

「あ・・・いいんですか?ここで・・・」

「いいって、いってるでしょ。ほら、ここでするならさっさとズボンとパンツ脱いで。」

しまった。ちょっと圧かけすぎたかも。


*くんはおずおずとした手つきで椅子に座ったままスウェットとパンツを足首まで下ろした。

 そのとき、ちらりと*くんのそれがみえてしまった(ような気がした)。私は不覚にも興奮してしまった。わたし男子高校生のペニスをナマでみているじゃないの!ちらっとだけど。というか、毛の茂みが見えただけでそのものは見えなかったような気がする。本当はガン見したかったけど座ってるので机の陰で見えない。見ないって約束したし。


*くんは手を上下し始めた。その手元は見えないけど。

 黙ってしてるので話しかけてみた。

「いつもするとき、なんかみてるんじゃないの?」

「・・・」

「こないださ、私の写真撮ったじゃん?まさかする時見たりしてないよね?」

「あ。・・・すみません。みました・・・」

*くんの言葉を聞いて興奮を覚えた。手でしてあげようか?と思わず言ってしまいそうになったけど、自制した。

「えっ?やば。めちゃえっちじゃん。でもさ、なんでもっと同年代の可愛い女の写真とか見ながらしないの?*くんから見たら私おばさんじゃん?」

*くんは手を上下させながら、

「先生がいいんです。。」

と妙にキッパリと答えた。

「なんか嬉しいな。それじゃあ、ほら、ナマの私ここにいるんだからさ、見ながらしなよ。いっとくけどはだかになったりはしないよ。」

と、*くんを正面から見つめられる位置に移動してじっと顔を見つめた。でも、机の陰であれは見えない。*くんはちょっと目を合わせてはそらし、を繰り返しつつ、私をチラチラ見ながら手を動かしている。時々彼の視線が胸のあたりをさまようのに気付いたので、背筋を伸ばしてニット越しの膨らみがよくわかるようにしてみた。


 私の方はじっと*くんの顔を見つめ続けた。着実に表情に射精感が高まってきているのが見てとれた。

 端正な顔の男の人がセックスとかで取り乱すのを見るのが好きだ。シャイでクールな*くんが私の目の前でオナニーして射精しそうになっていると思うとめちゃ興奮した。性的に、というよりは可愛い男の子をみて嬉しくなるという感じだろうか。可愛くてぎゅっとしてあげたい感じ。


 とつぜん*くんが、「あ」といった。

「あ、あの、ティッシュとってもらえますか・・・」

「うん。もういきそうなの?」

と、ティッシュの箱を取りに立ち上がった。そのとき、またチラッとあれがみえた。毛の茂みからちょこっとピンク色の先っぽが見えたような気がした。もういってしまいそうなのか、手を止めて私がティッシュを渡すのを待っている。

「はい」

と手渡した瞬間、また*くんが「あっ」と声を漏らした。

私もその瞬間が見えたような気がした、白いのが3回くらい勢いよく飛んだのが。

ああ、ティッシュで抑えるのが間に合わなかったか・・・ 床に垂れてしまっている。


一緒に床を拭いて後始末をして、この日の後半の勉強を再開した。

いつも以上に*くんは素晴らしい集中力を見せて問題を解いてくれた。やっぱ射精させたのが良かったか。いわゆる賢者モードというやつ?ちょっと違うのかな。射精タイムを入れるだけでこんなにパフォーマンス良くなるものか。もしそうならめちゃエコじゃん。私も興奮したし。


この日で家庭教師冬休み編は終わり。来週からまた週一回の授業になる。

帰宅後、チラリと見えた*くんのアレと上下に手を動かす姿を思い返して、わたしもセルフでしてしまった。




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