麻痺

ひたすらに

とおく

とおくへ

かけてゆく

ほしよ

こんやの

うぶ声をきけ


※※※※


その光は永遠ではないのに。


※※※※


日常とは反復です。しかし、日常は、同じ日は二度と来ないという矛盾もはらんでいます。日々を積み立てていくことで、未来の予測もできます。そうして変化のなさに閉塞感を覚えたり、変化を恐れたりします。


それでも日常というものを作り上げて、その枠の中で反復を行っています。自分に何か合わないものがあると感じても、昨日と同じだと言い聞かせて、枠に身体を押し込んで。


日常に麻痺しないと、過ごしていけない。けれど、麻痺した分だけ、私は息が出来なくなるのです。

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