明滅

目蓋の奥に

チカチカと

残る

白い光を

トンネルの

出口だと

信じるしかない


※※※※


なにも見えないほどに

見えなくても


※※※


頭の上から、突然何かまっくらいものが覆い被さってはがれず、息が出来ないときがあります。とりのぞこうとすればするほど混乱して、頭の中は目まぐるしくなるばかり。私はいまだにそれを上手く取り扱うことができませんが、それには波のようなものがあり、軽くなったり重くなったりするのだけはわかってきました。


だからそれが重くなったら、私は極力脱力し、抵抗をやめます。そうしてそれが再び私から浮かび上がるのをじっと待つのです。

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