第140話 蘇る伝説

 トルルルリ・ピルプッケス。


 ピエール曰く、800年という時を生きる大魔族で、かつては魔王と肩を並べるほどの実力者だったという。

 だが長い時を生きることでその精神性は徐々に歪んでいき、最近では自らの屋敷に引きこもり、捕らえた女性たちに残虐な行為をして暮らしていたという。


 どういう風の吹き回しか、模擬戦場に隠していたキメラと戦闘になり……敗北。


 キメラに食べられ死んだと思われていたが……。


 巨大な肉団子の上部から上半身だけが生えているという醜い姿で復活したトルルルリ。

 イブリスは震える声で疑問を投げかける。


「なんで……なんで」

「なんじゃ? ワシはいま気分がいいから、なんでも答えてやるぞ」

「じゃあ俺が聞く。何故お前が生きている? お前はキメラに食われて死んだんじゃなかったのか?」


 訓練場のあの惨状を思い出す。


「おひょひょ。大魔族とまで呼ばれたワシの再生力を舐めるなよ魔眼の。確かに粉々にかみ砕かれ、胃で溶かされたが……その程度なら再生は余裕じゃ。多少の肉片が残っておれば、すぐにでも復活することができるのじゃ!」

「じ、冗談だろ……」


 マスマテラとの戦いで散々苦しめられた魔族の再生能力に関しては、あの後いろいろと調査した。

 いくら魔族とはいっても再生能力には個人差はある。


 だが大魔族とも呼ばれるくらい長寿の連中は、より強力な再生力を持っているらしいが……それでもコイツの再生力は異常だ。


「ワシはキメラに食われた後、その肉体と共に究極呪縛札に封印された。じゃがワシは生き残った! そして主人格の居なくなったキメラの肉体を構成する融合魔法を解析、内側から自らの肉体に融合し、乗っ取ることに成功したのじゃ!」


 トルルルリを胃袋に収めたキメラの体は首を境に二つに分かれた。


 残された頭部は俺たちの知るキメラに。


 そしてトルルルリを取り込んだ胃袋を含む残り90%の体は究極呪縛札に。

 ヤツは胃の中で復活し、取り込まれたキメラの体を吸収したのだ。

 歓喜の声をあげるトルルルリは、ニヤリとイブリスの方を向いた。


「そしてワシはその娘を利用し、ここにお前たちをおびき寄せた。お前の直感を装って、情報を頭の中に流し込んだ」


「あ、あれは自分の心の声だと思っていたのに……全部お前が……」


「そうじゃ。孤独を感じるお前の心に付け入るのは簡単じゃったよ。お主は自分の才能をちっともコントロールできておらん! 自らの才能による導きとワシの囁きを区別できておらんかった。あと進化の宝珠が呪縛札の封印を解きキメラに力を返すための素材と言ったがあれは嘘じゃ。本当はワシがこうして復活するための餌じゃ! 残念じゃったのう」


「そんな……私の……私のせいで」


 内側からキメラの肉体を吸収することで力を蓄え、封印されて尚、呪縛札の外に干渉する力を得た。


 近くに居たイブリスに偽の情報を与え、且つそれをイブリス自身の閃きであるかのように見せかける。


 そしてイブリスを通じて俺たちを誘導し、見事復活を遂げたという訳だ。


「おひょひょひょひょー! 見よこの圧倒的なPOWER! これなら今すぐ王都に行って捕らわれているマスマテラをブチ殺せるのう! そうなればワシのご立派さまも復活じゃー」


「なるほど。やるじゃないか。でもひとつ誤算があるぜ」

「なんじゃと?」


 俺は仲間達を見渡した。


「俺たちを連れてきたってことだ。まさか生きて外に出られるなんて思ってないよなじいさん?」


「はん。ワシはあのキメラの90%の力を取り込んだんじゃんぞ? それだけじゃない。配下として所持していた呪縛札、合計128930枚を取り寄せ、そこに封じられたモンスターの力も吸収しておる。お前達がワシに勝つことは不可能じゃ!」


「みんな、悪いが延長線だ。コイツはここで倒す」


 俺の言葉にみんなが頷いた。


「この者のことは存じませんが、魔族を生かして地上に出すわけにはいきません」


「まぁ、どの道アレを倒さないとボス部屋から出られないし」


「あはは。さっきのボスじゃ物足りなかったし丁度いいよね」


「アイツ生理的に無理だから、ボクも本気で潰すよ」


「皆さん……」


「イブリスも落ちこむ必要はない。協力してヤツを倒そう」


「はい……」


 イブリスも立ち上がる。


「ほう……ワシと戦うのか? ワシは今とっても気分がいい。泣いて媚びて女を渡せば、見逃してやってもいいぞ?」

「冗談だろ? お前こそ生きてここから出られると思うなよ?」

「おひょひょ、吠えよるわい……ならば」


 ヤツの下半身、肉の塊になっている部分から、竜の頭部が生えてくる。


「――ワイバーンブレス!」


 そしてその頭部は炎を吐き出した。


「そんな攻撃――フォトンホール!」


 レオンの魔法がその炎を吸い込み無効化する。


「ほうヤリおるな。しかもお主、よく見ればなかなかの美人さんじゃ。どうじゃ? ワシのお嫁さんにならんか?」


「見る目ないな、レオンは男だよ――スロウ!」


「ぐっ!?」


 レオンを口説くトルルルリに魔眼を起動、スロウで動きを封じる。だが。


「その目……その目ぇ……魔王と同じ魔眼んっ!」

「おっと俺の目を見たな――ドミネーション!」


 ヤツのくさった色をした目を見据え、支配の力を発動する。

 だが、弾かれた。


「ちっ。モンスター化しているみたいだからいけるかと思ったんだが……」


「今のワシはモンスターでもあり魔族でもある。よって魔眼による支配は通用せんよ。そして、我ら魔族には闇魔法に対する耐性がある。スロウを食らっても大して遅くはならん」


 トルルルリの下半身の肉の塊から、今度は亀の頭部が姿を現す。

 アレも取り込んだモンスターの一部だろう。


「――アクアパニッシャー」


 強大な水流が放たれる。だが。

 その水はこちらに向かってくることはなかった。


「な、何故じゃ!? む……!?」


 トルルルリの目線が自身の足下……いや、足はないんだけど、自分の居る地面に釘付けになる。

 ヤツの足下には無数の目が出現しており、その全てが赤く光ってトルルルリとその攻撃を捕らえている。


 その目の数、およそ千個。


「まさか……闇魔法で魔眼を複製したのか!?」

「その通り。名付けて――千眼呪縛サウザンドアイズ!」


 文字通り千の魔眼が動きを封じる。

 とはいえ、魔眼の完全複製なんて無理で、コピー魔眼それぞれをコントロールなんてもっと無理だ。発動できる魔法は単純なスロウのみ。


 しかも離れた位置に展開した魔眼千個の維持と魔眼が使う魔法の分の魔力を持って行かれるため、かなり燃費も悪い。


 闇魔法の通用しない魔族相手にも通用する魔法をと思い密かに開発していたが……思った以上にキツい。


 だがキツいだけあって効果は抜群。


 何せスロウの魔法千回分だ。


 いくら闇魔法に耐性があると言っても、トルルルリの動きは止まる。


 一人だったら何の役にも立たない魔法。


 だが今の俺には仲間が居る。


 敵を確実に仕留めてくれる仲間が。


「さぁみんな。今のうちにヤツを……あ」

「っと。しっかりしなさいよ」


 あまりにも大量の魔力を一辺に持って行かれたからか、フラついた俺をエリザが支えてくれた。

 そして、俺の肩に手を置くと……。


「――マジックリンク。ほら、私の魔力も使いなさいよ」


 手で触れた相手に魔力を分け与える魔法、マジックリンクでエリザが俺を手助けしてくれる。

 これならもっと長い時間、ヤツを足止めできる。


「サンキューエリザ! よしみんな、後は頼んだぜ!」


 仲間達は頷く。


「ぐっ……おのれおのれぇえええ!? 動かん! 動かんぞ~!」


「かつて魔王と肩を並べた大魔族。数々の亜人種たちを辱め、滅ぼしてきた大悪党のことは聞いたことがあります。まさかそれが言い伝えではなく事実で、目の前に現れるとは……」


 リィラが杖プロミネンスを構え、前に出る。


「スカーレット王家の名の下に、ここで裁きを――ヘブンズフェニックス!」


「ぐおおおおおおおお」


 聖なる炎がトルルルリの身に降り注ぐ。

 その醜悪な肉体を裁きの力で焼き払う。


「ぐあああ熱い!? 熱いいいいぃぃ」


 だが流石大魔族。ゲーム的な表現をすれば、HPが並外れて高いのだろう。

 かつてマスマテラ・マルケニスに使ったときと同じく、聖なる炎によるダメージと再生能力と拮抗し死に追いやるまでには至らない。


 それでも、ホーリーフレイムより数段破壊力の増したヘブンズフェニックスだ。


 ヤツのHPを削るスピードは断然早い。微かだがヤツの再生力をヘブンズフェニックスの破壊力が上回っている。


「ふむふむ。どうやらあの肉の塊が大きすぎるせいで、上手くダメージが通っていないみたいだね」

「ではクレア。任せてよろしいですか?」

「もちろん! ――はっ」


 クレアは一瞬でトルルルリに迫る。そして、剣を構えた。


「――螺旋百裂!」


 目にも留まらぬ早さで敵の周囲を飛び回り、剣でその身を切り刻んでいく。

 リィラの聖なる炎で上手くダメージを与えられるよう、肉体の面積をそぎ落とした。


「ぬおおおおお」

「わ、私も――ファイヤー!」


 アイテムボックスから出現させたビームガンからの一斉射撃が薄くなったトルルルリの肉塊をさらに削る。


「ぐ……なんじゃこりゃあああああ」

「よし、アイツらが肉体を削っている間に――ブレイブユニオン!」


 レオンが光の輪を出現させた。あの魔法は確か……。


「王女様……。このリングに魔力を注いでくれ。ここはボクたちの力を結集させてヤツを倒す」

「わかりました。貴方の必殺の一撃で、必ずや勝利を。四属性融合――フュージョンディザスター!」


 リィラが光の輪に魔力を注ぐ。


「助かる。トドメはボクに任せてくれ――ハイパーフォトンノヴァ!」


 レオンの手から放たれる、銀河の輝き。

 リィラの魔力を加えた最強の光魔法が弱りに弱ったトルルルリの本体に直撃する。


「ば、馬鹿な……馬鹿なあああああああああああああああ」


 敵の肉体は砕け散り、ボトボトと見る影もない肉片が周囲に散らばった。


「やった……やりました!」

「まだだ。みんな、散らばった肉片を徹底的に攻撃しろ! カケラくらいの肉片でヤツは復活する」

「そ、そうでした」


 そう。勝利の美酒はまだ早い。

 サウザンドアイズを解除し、俺もばらけたヤツの肉体を完全に破壊しなくては。

 と、思っていたとき。


『うひょひょひょひょ。その必要は……なぁ~い』


 ヤツの声がした。

 そして、何かが砕ける音がした。

 その砕けた何かがさっきまでトルルルリの居た場所にキラキラと降り注ぐと、一瞬でヤツの体が再生した。


 まるで先ほどまでの戦いなど無かったかのように。


「そんな……なんで?」

「コアクリスタル……」

「は?」


「おひょひょ。察しがいいのぉ魔眼の。その通り。進化の宝珠を取り込んだ今のワシは、このダンジョンのボスとしての権能も受け継いでおる。当然、コアクリスタルも使えるのじゃ」


「そんな……ズルい……ズル過ぎます」

「慌てるなよ王女様」

「そうだよリィラ。一度や二度復活したって、また殺せばいい」


 凜々しく微笑むクレアの言葉に、トルルルリはゲラゲラと笑った。


「何がおかしい?」

「おっひょっひょ。これが笑わずに居られるか。ライフストックという融合モンスターが持つ独特の力を知っておるか?」


 知らない……。

 なんだ。奴はいきなり何を言い出すんだ?


「融合によって誕生したモンスターは、素材として使用したモンスターの数だけ、命のストックが与えられるのじゃ。ワシが取り込んだキメラに使用されたモンスターの数は8つ。その内分離した分を除いて7つの命がワシにはあったんじゃよ。つまりライフストック、余剰な命は7つ。そのライフストックをコアクリスタルに変換したのじゃ」


 な、なんてヤツだ。

 コアクリスタルが7つということは、今ひとつ減って6つ。


「あと7回……ヤツを殺さなくてはいけないってわけ?」

「あ、諦めるな。ボクたちならやれる。進化しないだけ、さっきのヤツよりマシだ。そうだろリュクス?」

「あ、ああ……」


 正直逃げ出したくなるような絶望だが……やるしかない。やってやる。


 あんなジジイにみんなを殺されてたまるかよ。


 こんなところで、終わる訳にはいかない。


 俺は忍者ポーチからドリンクを取り出し、魔力を回復する。

 胃に悪いが、そんなことを言っている時じゃない。


 だが何が可笑しいのか、トルルルリは再び笑い出す。


「おひょ。おひょひょひょひょ」


 いちいち勘に障るジジイだ。


「なんだよ。何笑ってるんだよ?」

「いや何。お主等の勘違いが面白くてのう。コアクリスタルがあと6個ぉ? ワシをあと7回殺さなくちゃいけないぃ? おひょひょひょひょ。甘い。甘いわ! とんだロマンチストじゃ! いいじゃろう教えてやろう。絶望というものを」


 トルルルリが指差す天井を俺たちは見上げる。

 そして、天井をびっちりと埋め尽くすを見て、言葉を失った。


「あ……あ……」

「あれこそが我が人生。我が生涯。我がロード! ワシは取り寄せた呪縛札も全て……コアクリスタルに変換したのだ!」


 あまりの絶望に、俺は手に握っていた剣を落とした。

 天井を覆い尽くすのは12万8千930+6個のコアクリスタルだったのだから。


「ご、ごめんなさいごめんなさい……自分の……せいで」


 泣き崩れるイブリスの言葉に誰も答えられない。


 だってそうだろう?


 確かに全力でやればあと数回は殺せるだろう。


 命を捨てて戦えば十回は殺せただろう。


 でも、え? なんつった?


 12万……?


 無理だ……何時間……何日……何年かかるんだ?


 ダンジョンボスの部屋は攻略がボスを倒すまで出ることはできない。


 逃げることすら許されない。


「うひょひょひょ。どうやら心が折れちゃったようじゃのう。では一思いに楽にしてやろう――ポルターガイストデスフレア!」


 ヤツの下半身から巨大なドクロが現れ、大きく口を開いて黒色の炎を吐き出した。


 俺たちは誰も反応できないでいた。


 体力はまだかろうじてある……が、心が……折れてしまっている。


 ああ……ここで俺たち終わりか?


 そう思ったとき、俺の魔眼が熱くなる。


 何やら魔法が発動したようだ……一体何が? これは……確か。


 いつか黒の聖女セレナに見せて貰ったコール……をイミテーションで使えるように練習していたもの。


 地面に魔法陣が出現すると、そこに現れたのはキメラだった。

 熱くなる目を押さえつつ、いきなり現れたことに驚く。


「お前……なんで」


 キメラは自らの目を指差すと、ニッコリと笑った。


「ぱぱとキメラ、まがんでつながってる。ぱぱのまほうをかってにつかって、ここにきた」


 そ、そんなことができるのか……そっか。俺が練習していたコールを勝手につかって。


 でも何故ここに?


 そんな疑問を口にする前に、キメラはまた勝手に俺の能力を使った。


 いや、待て……お前。


「駄目だキメラ……その力は」


 ダメージインポーズ。

 近くに支配した魔物がいるとき、俺や仲間が受けるダメージをすべてそいつに押しつける魔法。


 この場合は……敵の攻撃で俺やレオン、リィラにクレア、エリザにイブリス。

 6人が受けるダメージをすべてキメラが肩代わりすることになってしまう。


「ば、バカ……やめろ……やめてくれ」

「ぱぱ……キメラはぱぱが、とってもだいすきだよ!」


 トルルルリの攻撃が俺たちに直撃した。


 ダメージはない。


 俺たちが本来受けるダメージは全て、キメラが肩代わりしてくれた。


「あ……ああ。キメちゃん」


 キメラは倒れ、動かなくなる。

 キメラの命の輝きが……消えた。


「な、なんじゃなんじゃ~。そのキメラはワシのお嫁さん候補だったんじゃが……まさか人間を庇って死んでしまうとはのう……。まぁ死体が残ったのはええことじゃ。その死体にも十分に利用価値があるからのう」


 ヤツが何か言っている。


 だが、その言葉を理解することはできなかった。


 頭に血が上るとでも表現すればいいのだろうか?


 とにかく俺はキレてしまったのだろう。


 落としていた剣を掴み……何も考えず敵に突っ込んでいた。


 仲間の制止も。敵の嘲笑も。自らの叫び声も。


 まるで一枚壁を隔てた遠くの世界での出来事かのように。


 まったく聞こえることはなく、ただ俺は力を振るった。




 ***


 ***


 ***



「むにゃむにゃ。ここは……」


 少女が目を覚ますと、木製のボートの上に居た。

 濃い霧でまったく周囲は見えないが、どうやらこのボートは川を進んでいるようだ。


「あれれ? キメラ、ぱぱたちをまもって……」

「ようやくお目覚めか」

「むっ? おまえだれだ?」


 キメラの向かいには一人の少年が座っていた。

 恐ろしく美しい顔立ちをした子供だった。


「こ、ここは? キメラどうなった!?」


「ここは死後の世界」


「しごのせかい? うー?」


 向かいに座る少年はキメラの反応を楽しむように笑った。


「きひっ。きひひひひ。正確には死んだ魂が運ばれている途中ってところか? これから俺たちはこのボートが流れ着く先で、現世で身に付けたありとあらゆるものを洗い流され、生まれ変わるのさ」

「うー? キメラ、むずかしーこといわれてもわからないよ?」

「きひっ。じゃあ簡単に教えてやるよ。お前は死んだ」


「そうかー……って。ええええええええええええええ!?」


 死後の世界に、キメラの可愛らしい声が木霊した。


***

***

***

あとがき


ちょっと希望が見えるところまで…と思ったらどんでもねー文字数に。

キメちゃんの前に現れた謎の少年の正体とは?





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