二章終了時点 キャラクターメモ
〇リュクス・ゼルディア
主人公。
5年間の留学から帰還。
思い返せば二章では終始、ゲーム版とは様子が違うレオンを気にかけていたような気がする。
魔眼の力を覚醒させ、新たにドミネーションを習得。
モンスターを魔眼の力で支配できるようになる。
伏せられた5年間の間に何をしていたかというと、まっとうに勉強したりダンジョンを探索したり闇の魔法を研究したりと様々。
ついでのようにいろいろな功績をあげている。
それによって、改めて、そして決定的にゲーム版とは道が変わった感じ。
ギーラ王とは割と密に連絡をとって、研究資金を引き出していたそう。
留学先での人間関係とかもいろいろ考えてはあるけれど、いつやれるか未定…。
他人の恋愛が好き!という割には自分への好意に疎かったり、ガチで中悪いリィラとレオンを見て春の訪れを感じたりと、クソボケ度が上がっている。
闇情報
身長は175cmへ(以前どこかで180と書きましたが、流石に15歳時点だとデカすぎるので変更)
まだ童貞。
〇メイド見習いたち
相変わらずのリュクスの妹分であり姉でもある人たち。
王都にあるゼルディア別邸を仕切っている。
サポーター様限定のお話で活躍中。
闇情報
サイズ比
デポン>ウリア>モルガ>メロン>ネギー
〇デポン
黒髪メガネの自称リュクスのお姉ちゃん。
リュクス×アズリア派。
実質的に現ゼルディア別邸を仕切っている人。
かなりの大出世。
戦闘は苦手だけれど、この5年間でメイドとしては完璧に仕上がった人。
メイドたちのリーダー的ポジションだけど、本人的にはお掃除が一番好き。
闇情報
留学中、リュクスが試しで作った魔道具「円形お掃除ロボット」に嫉妬。
普段の彼女からは想像できないほど怒り狂ったらしく、リュクスはその魔道具の存在を闇に葬った。
〇メロン
桃髪お下げの自称リュクスのお姉様。
平民出身だが「ですわ」口調。
毎朝リュクスをコーディネートする仕事は誰にも譲らない。
また雑誌などで得た情報を自分の手柄のようにリュクスに話す。
モデル体型の女性が好きなので、リュクス×エリザ派。
闇情報
リュクスが思春期に突入したころ、顔にニキビを作ったときは発狂した。
〇ウリア
赤髪ストレートの自称リュクスの義姉。
恋愛小説(※男女の)を集めている。
そこから得た恋愛テクニックでリュクスをサポートするのが夢……だった。
リュクス×レオン過激派。
メイドさんの中では、二章で一番目立っていた人。
お風呂の件やサポーター限定話ではポンコツっぷりを披露したけど、メイドとしてはかなり優秀。
また、目覚めた魔法は結界魔法だと判明。
闇情報
自分の部屋に隠し本棚がある。
〇ネギー
銀髪の自称リュクスの姉者。
身体能力が非常に高く、亜人との混血疑惑がある。
メイドの中では戦闘力最強。ただし仕事はまったくできない(頑張ってはいる)
目覚めた魔法は強化魔法。
素の身体能力はゼルディア家最強。強化すればもっと。
強さ絶対主義のためか、リュクス×クレア派。
リュクスは何度もネギーの強か魔法を習得しようと試みたけれど、どうやら血筋と紐着いたものらしく、再現不可。
闇情報
寝がえりで寝具を破壊したことがあり、力をコントロールできるまでの数か月、テントで生活していたことがある。
〇モルガ
金髪ツインテールのサボり上手。
炎の攻撃魔法に目覚めるも、戦闘はあまり上達はしなかったらしい。
一年前にリュクスと一悶着あり。今回あまり会話シーンがなかったのはそのためかも?
闇情報
リュクスの相手には誰がふさわしいのか?という話にはあまり参加したがらない。
〇デニス・ゼルディア
リュクスの兄。
「ふぅん」は笑い声というより、もはや鳴き声。
リュクスに頼られたりすると「ふぅううん」がパワーアップしていく。
番外編にて恋人獲得。
とはいえ、正式な婚約はまだらしく、友人たちをやきもきさせている。
(エレシアが知ったらブチ切れ案件)
現在は王城に勤務しながら様々なことを学びつつ、当主引継ぎの準備をしている。
リュクスにはもちろん、その学友たちにも優しい。
闇情報
5年前のバレンタインデーに『4分の1スケール
後にこの出来事は『五等分の兄上事件』としてゼルディア家の歴史に刻まれた。
〇リィラ・スカーレット
ブレイズファンタジーパッケージのセンターを飾るメインヒロイン。
赤髪ロングのゆるふわパーマ。
身長は158cm程度。
五年間の間に聖なる炎を使えなくなったが、いろいろあってまた使えるようになった。
自己評価が低いので、定期的に褒めてあげないとまたああなる可能性は大いにある。
5年間一歩も前に進めなかった(と思っている)負い目から、リュクスに対してどこか余所余所しい態度をとっていた。
とはいえそれも解消。
ここからようやく、リィラの学園生活はスタートするのだろう。
ちなみに委員長という制度はないんだけど、立場的に自然と委員長的なムーブを取ることが多い。
クラスメイトもみな弁えているので、それによってクラスで浮くということはないみたい。
闇情報
現在、キメラの名前を公募で決める計画を立てている。
〇エリザ・コーラル
ブレイズファンタジーのヒロイン。
桃髪。
身長は160cmほど。
いつかまた、リュクスと共に戦うとき、足手まといにならないようにと、5年間直向きに頑張ってきた。
魔法の腕は上達。
しかし料理はまだまだ…。伸びしろですね。
5年前の出来事をきっかけに姉への劣等感が消えたためか、ゲームとはかなり別人の落ち着いた女の子になっている。
ゲームでは、もっと卑屈な女の子だったろう。
しかしリュクスが絡むと、昔みたいなかわいらしさを見せてくれる。
2章では出番がなかったので、3章ではもっと活躍させてあげたい。
闇情報
ある日、ふと脱衣所に残されていた姉の下着を自分の胸にあててみたところ、生まれて初めて絶望感を味わったらしい。
〇クレア・ウィンゲート
ブレイズファンタジーのヒロイン。プレイヤーからは最強ヒロインと呼ばれている。
銀髪ショートカットの中性的な見た目。
身長は168cmほど
2章では、レオンと壮絶な戦いを繰り広げた。
初めてのボスクラスのモンスターとの戦闘で心が折れかけたかに見えたが、無事復活。
また予想の斜め上の進化を遂げた。
学園では女子にモテモテで、ファンクラブもある。
闇情報
クレアの部屋には可愛らしい、女の子らしい服だけが納められた隠しクローゼットが存在する。それらの服を外に着ていったことは……ない。
〇アズリア・フルリス
商人から成り上がった父を持つ男爵家令嬢。母は元下級貴族。
黒髪ボブ。日本人風の美少女。
身長160cmほど。
昔出会った、王子様のような男の子と再会する。
共に過ごす時間が増えたことで、幼い憧れは徐々に本当の恋へと変わっていく。
チート級の探知魔法で大活躍。
その正体はゲーム時代のマップ機能なのでは?とリュクスは考察している。
ラトラやエルといった友人も出来て、学園生活をエンジョイ中。
「いい男を捕まえてきなさい!」という両親からの圧がすごいらしい。
闇情報
割引商品を見ると幸せを感じる。
〇レオン・ブレイズ
英雄の息子にしてゲーム版主人公。
美少女にしか見えない男。
身長は172cmほど。
顔は作中のどの女性よりも美人である。
一章にチラっと出ていたけれど、二章から本格参戦。
男に見せかけて女!と見せかけて男。
リュクスの言うことだけ素直に聞くというのは、リュクスが元プレイヤーだからという設定があったんだけど、それだとあんまりなので、なかったことに。
初期にはその名残が残っているかも。
二章を通じて一番成長した人物。
というより、誰かのために戦う理由をずっと探していただけなんだろうと思う。
父親との冒険では、それを見つけることができなかっただけで。
あんな性格だけれど、根はやはり主人公気質なのだ。
賛否はあるだろうけれど、狙い通りのキャラクターとして無事着地させることができたようで、一安心。
レオンに関しては、はじめからリュクスの親友キャラになる予定だった。
戦い方は剣で削って魔法でトドメ。
光魔法を極めているので、割とオールマイティーな戦いができる。
また戦闘経験が豊富なので、見極めもうまい。
一人でなら決して無茶はしないタイプ。
ゲーム版主人公だからか、その性格に反して主人公ぽい技が多い。
ヒロインたちは割と王道に沿ったキャラクターにしたので、作者の性癖はこっちに詰め込んだ。
闇情報
作中の態度からは信じられないかもしれないが、女に興味がない訳ではない。
ただ自分よりブスだと思った女を女扱いしないだけなのだ。
〇エル・オルファ
弱小貴族の長女。
弟妹が沢山いる。
オタクに優しいタイプのギャル。
アズリアの友人。
また、尖っているレオンを何かと気にかけてあげる聖人。
リュクスの闇コーヒーによって飛行魔法を使えるようになった。
エンジェルフライは使いにくいけれど、これから先、もうちょっと使いやすい魔法を習得してくれると助かる。
名前の由来はユニ〇ロン三人衆のゾウ+シャチのアイツから。
闇情報
初めて魔法を使ったときにぶち抜いた天井はどうなったのか未だに気にしている。
〇ラトラ・トーラ
弱小貴族出身。
山の方の地方らしい。
お風呂好き。
オタクを気持ち悪いと思っているタイプのギャル。
アズリアの友人で、彼女の初恋を応援している。
一年生のファッションリーダーで、多くの女子たちから一目置かれている。
リュクス相手にも言いたいことをズバズバ言うので、ある意味距離は一番近いかもしれない。友達としてだが…。
付与魔法を習得したので、将来仕事には困らなそう。
また、真の使い方に関しても、一年生全員が仲良くなった今、かなり強力な武器になるのではと思われる。
名前の由来はユニ〇ロン三人衆のミノカサゴ+ハチのアイツから。
闇情報
今まで嫌っていた上の位の貴族の令嬢たちからオシャレに関して聞かれるようになり複雑な感情を抱いている。
〇Bチームの男子たち
◆ブレン・ドラン
防御魔法を習得。
名前の由来は名前の由来はユニ〇ロン三人衆のトカゲ+トンボのアイツから。
◆モエール・アチヤ
炎魔法習得。
風呂でも熱く語っていた。
名前は炎から連想される言葉を名前っぽく。
◆アストラ・ドロッグ
土魔法習得。
プロテアと激突。リュクスに魔法をパクられているあたり、結構優秀そう。
名前は巨人ぽい感じと土ぽい感じの組み合わせ。
◆ピュート・フウジン
風魔法習得。
名前はそのまんまかな。
◆ブシャ・ビシャス
水魔法習得。
ござる。
名前は「ブッシャー」+「びしゃびしゃ」
〇ゲリウス・モーラシア
辺境伯の次男。
前回紹介に居なかったので…。
主に剣術、カウンターを得意とする。
まさかの再登場に作者も驚いた。
あの子供時代からは考えられないくらい真っ当な人格者に成長した。
もはや別人である。
別人……?
いやちゃんと本人である。変な伏線とかではない。
考え方が変わった理由は本編で語られた通り。
模擬戦では大人なのでリィラに付き従っていたが、最後の最後で我を出した。
もし彼がリィラの傍にずっと残っていたらリュクスたちはちょっと危なかった。
十年前はクレアに片思い中という設定があったけれど、今はどうなんだろうね。
名前は「下痢」+「漏らす」
ただ名前の由来というだけで本編で彼がそうなることはないので、期待はしないように!
〇ミリタリア・バルカン
狙撃令嬢。
武器はバルカン家に伝わる「どう見てもスナイパーライフルにしか見えない魔法杖」
得意魔法は炎魔法と強化魔法(視力を強化できる)
バルカンなのにスナイパーライフル使うの?とか言ってはいけない。
所謂外国人キャラ的なしゃべり方をする明るいいい子。
「ミーやっちゃうヨ!」
Bチーム戦では強すぎるので「どう見てもスナイパーライフルにしか見えない魔法杖」を禁止することでバランスを取った。
それでも、結構活躍しているのを見る限り、やっぱり強いのだろう。
模擬戦が終わり「どう見てもスナイパーライフルにしか見えない魔法杖」が解禁された途端、かなり活躍した。
リュクスの言い分を見ていると、ゲームでも結構強キャラだったぽい。
見た目はあまり詳しく描写できなかったけど、身長140cm代で、「どう見てもスナイパーライフルにしか見えない魔法杖」はそれより大きいとかだといい感じに思う。
名前はミリタリー→ミリタリア。あとはバルカンをくっつけただけ。これを名前と言い切る勇気。
闇情報
プロテア、フォルテラとはあの時たまたま近くにいたから一緒に行動していただけで、普段から仲がいいわけではない。
3人とも社交的だからそう見えるだけ。
〇プロテア・インザバース
筋肉令嬢。
身長3メートル。
筋肉が脳みその働きをする脳筋。
得意魔法は筋肉魔法と服が破れなくなる魔法。
肉体の主導権を筋肉に譲渡することで、自分が眠っていてもトレーニングを続けることができるようになった。
超回復ができないのでは?という指摘はもっともだが、この方法で身長3メートルになった彼女を前にすると、こちらの方が間違っている気がしてくるから不思議である。
ムキムキだが、それは魔法でそうなっているのではなく純粋に彼女の努力によるもの。
ゲームでは仲間になる一年生の中では一番優秀だったぽい。
ただ連れていく場所によっては何もできなくなるので要注意。
見た目は完全にバーサーカー。
名前はプロテイン+ザ〇ス。
声はメッチャ可愛いらしい。
男の好みは「自分より強い男…」よりもショタ系が好きである。
闇情報
地元の名産品がプロテイン
〇フォルテラ・オルガンガーン
音楽令嬢。
宮廷音楽を管理するオルガンガーン家の令嬢。
生まれつき楽器の才がなかったので楽器を武器にすることを思いつく。
ネタみたな戦法なのに強キャラ感がすさまじく、冷静にBチームを追い詰めた。
剣の腕前も、トップ層には及ばないけれど、大抵の男子より強い。
言うまでもないけれど、ヴァイオリンの弓より普通に剣を使った方が強い。
さり気なく作中初の二刀流使い。
喋る前に「ラ」「ララ」などという。
楽器引けないのに、頑張って音楽キャラとして定着しようとしているのだ。
領地では楽器の製造が盛ん。
名前は「フォルテ」+「オルガン」から。普通にオルガンでもよかったんだけどモルガとちょっと音が被るかなと思って。また、Bチームにとってのボスキャラなので、ちょっと強そうな感じにアレンジした感じ。
三令嬢の名前はこの結構よくできたと思っている。
闇情報
普段は超然としているが、楽器を壊し過ぎるとお母さんに怒られる。
その時は年相応に狼狽えている。
〇ティラノ・ボーン
男。
〇学園長
女性。
年齢は40後半から50くらい? イメージ的には王の4つ5つ上。
作中ではババアと呼ばれているが、背筋はピンと伸びていて、背も高く威圧感がある。
また王家の一員らしく、並の生徒より全然強い。
必殺魔法のヒートヴァイパーは本来学校でトラブルがあった時の魔法。
蛇を模した炎の太さは、丁度廊下を移動できる程度。
リュクスの父親、グレムとの匂わせがあったが、実際は特になにもなし。
単なる片思いで、未練のようなものも今はないのだろう。
リュクスに言う「流石あの男の息子だ」は、なんというか、おっさん特有の若者の前で格好つけちゃうアレのようなもの。この人はおばさんだけど。
多分もっと若いころは男子生徒を「少年」と呼んだり、イタいことしていたのだろう。
初登場以降ちょっとヘイトを稼ぎ過ぎたけど、いい感じにネタキャラ?へと落ち着いてくれた。
ロデロンへの罰に「学園長とキスさせろ!」がいくつか上がっており、もはやその扱いはハリ〇タのディ〇ンターであった。
これから先、胃を痛めることが多くなる人なので、このくらいの好感度が丁度いいのかもしれない。
貴族が集まる学園、その最高責任者ということで、ほとんどの貴族が彼女の教え子ということになる。
そのコネクションは絶大で、文句なしにとんでもない権力を持てる人なのだが、それゆえに政治にはなるべくかかわらないようにしているのだろう。
そりゃ結婚もできないし子供も作れないよね……という、裏事情を見ると結構可哀そうな人。
なので、そう感じさせないようにあんな性格とキャラ付けにしましたとさ。
〇ロデロン・デクスター
憧れと妄執の子。
大衆小説に憧れを抱いている。
王家の血筋を欲しいと思っている。
制作経緯としてはリュクスIFが一番にあったのだけれど、そうはならなかった。
歪んだとはいえ、ゲームリュクスがああなったのは幼き日のリィラが少なからず影響していて、だからこそ、ゲームリュクスはリィラを最後まで許さなかった。
それに対し、ロデロンがああなったことに対するリィラの責任はまったくない。
リュクスもそれがわかっていたから、最後はなるべくロデロンの注意を自分に向けていた。間違ってもこいつがリィラの心の傷にならないようにしていのだろう。
魔法がどうやって使えるようになったかは3章へ。
母親の妄想癖が完全に遺伝しており、自分の都合のいいように記憶が変わる。
ただし、どんなに記憶が変わってもその根底にあるのは「自分は悪くない」というもの。
「貴族生まれなら…」「もっと金持ちだったら…」「もっと違う時代だったら…」
そんな風にうまくいかないことを何かのせいにしながら生きてきたし、これから先もそうやって生きていくのだろう。
属性は闇・水・風。
さらにこの三つの属性を融合させることができ、ロデロンはわざわざ炎のような見た目にして使っていた。
ブレイズファンタジーの主人公が使う魔法が炎だったからである。
魔法の腕に関してはリィラ・レオン・リュクスのトップグループに迫る実力者。
学園長に認められた特待生という肩書は伊達じゃない。
じゃあなんであの様だったのかといえば、格好よく見栄えのいい魔法で倒そうとしたからである。
もうちょっといろいろ考えて戦えよと…。
ポパルピト・マルケニス
造られた命。
所謂クローン人間。
古き魔族の魔法ゲノムインヘリター復活のための実験体。
本人は完璧な魔王の肉体、完全体を目指して活動していた。
とはいえ、魔眼がどうやっても手に入らない以上、そもそも完全体にはなれないのだけれど。
完全なクローンではないため、時の経過では肉体は成長しない。
魔物の素材を吸収することで一時的に魔王の姿に近づくことができるが、しばらくすると肉体は腐り落ちていく。
ロデロンのことを愚かと見下しながらもどうしようもなく構って甘やかしてしまう。
あんな奴ではあったが、ポパルピトにとってロデロンは、この世界との唯一の繋がりだったのだ。
インフェルノゲートや融合魔法など、テイマーやサモナーぽい技が使えるのは、マスマテラがそういう魔法を使えるように調整したから。
遺伝子的な縁で、ポパルピトが魔王の魂を呼び出す可能性に賭けていたのかもしれない。
まぁ当のマスマテラはとっくに忘れているだろうけど。
様々な事実が死後、死体蹴りのように次々明らかになったけれど、それらを知らずに逝けたことが、この悲しい命の唯一の救いだったのかもしれない。
ガリルエンデ
事実上の今回のボスキャラ。
ブレファンクリア後のダンジョン『ヒトのダンジョン』の最終ボス。
推奨攻略レベルは100レベル。
見た目はゴリマッチョなリザードマン。だが、やはり性質は猿に近い。
戦闘能力は魔王と同等。
ただしダンジョン故にステージギミックがあるので、それを合わせての攻略推奨レベルである。
非常に頭が良く、人間が大好き。
ダンジョンに迷い込んだ人間を捉えては繁殖させている。
「誰が一番強い人間を作れるか?」というのを同種同士で楽しでいる。
競馬みたいな感じ?だろうか。
なるべく人間を殺さなかったのは強者目線として人のあがきを楽しんでいたのもそうだけど、単純に連れて帰る人間を見繕っていたのかもしれない。
ガリルはロシア語でゴリラ。エンデはなんとなく、エンド→完成系みたいな?
レオ・ブレイズ
竜殺しの英雄。
レオンの父。
十数年前、ローグランド近郊に現れた水竜を撃破したことから、国王ギーラと友人のような関係になる。
また、リュクスの薬によって本来死ぬ運命だったけれども生存。
息子の入学を見届けるついでに、入学式でスピーチした。
結構いいこと言っていたけれど、肝心の息子は聞いていなかった。
作者イメージとしては「昭和のヒーロー」。
強いことに理由はなくて、人を助けることにも理由はなくて、女にちょっとだらしないみたいな?
父親としては賛否両論…いや殆ど否だった。
とはいえ国を亡ぼせる力を持った者同士が正面から向き合って、本音で話し合うということもなかなか難しい。
なんとなく、レオ自信は父親がいないイメージ。
流浪の冒険者だから周りにいるのも適当な奴が多かっただろうし、子育ては難航しただろう。
息子からは憧れられてはいないものの憎まれているわけでもないので、愛情自体は息子には伝わっていたぽい。
レオンが生まれる前には冒険者としてパーティーを組んでいたが、レオ一人が突出して強くなったため、だんだんと周囲から人は消えていった。
キメラ
合成魔獣。
大きさは15~16メートル程度を想定。
体型は二足歩行の怪獣体型。
足は
強い魔物のパーツをそれっぽくなるように合体させたキメラ型のキメラ。
現状の登場人物の中で間違いなく最強で、攻略推奨レベルは200。
ゲームブレイズファンタジーは100レベルがカンストなので、相当工夫しなければ倒せない強さ。
そんな化物をなぜリュクスが支配できたかというと、中身が生まれたばかりの赤ちゃんだったから。
支配後の性格が割といい子ぽく感じるのもリュクスの影響をかなり受けたためだろう。
リュクスの命令は忠実にこなす犬と化した。
3章のキーマンの一人。
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