第2話
多重人格障害は昔から存在するモノです。でもそういった障害として確立したのはまだ浅いですね。
昔の人達は「狐憑き」って呼ばれていたそうですよ。今でこそ専門医がいますが、まだまだ精神疾患としてちゃんと診断できる専門医は少ないそうです。私の場合は多くの心療内科や精神科病院をたらい回しにされてたくさんの病名を付けられたうえで
今の主治医に出会いました。
たまたま主治医が専門医だったので判明したという訳ですね。
そもそも多重人格障害であるというのは自分では分かりません。「あっ今他の人格だ」と分かる方もいますが、ほとんど周りの人達が違和感を持ってようやく分かる方が多いです。
だって他の人格達と入れ替わっている時の記憶が無いからです。でも「なんか記憶が無いんだけど…」という自分でも違和感を持つことで判明する場合もありますね。
そして他の人格と入れ替わっている間の記憶がある方々と無い方々がいらっしゃいます。
私は記憶が無いパターンです。なので多重人格障害だとは自分では分かりませんでした。
たまたま「これは解離性同一性障害の多重人格障害なんじゃないか?」と疑問に思った別の精神科の先生が主治医に相談してそのから初めて自分がそういった障害であると分りました。
でも正直いっていまだに「自分って本当に他の人格達がいるんだろうか?」と疑問に思う時があります。その為時々主治医に「私って解離性同一性障害の多重人格障害なんでしょうか?本当に私の頭の中に他の人格達がいるんでしょうか?」と質問します。すると決まって「うん、そうだよ。たくさんいるよ」とばっさりハッキリ断言されます。
確かに1日のうち記憶が無い時が多々あります。でも日常生活に支障はありません。何故なら他の人格達と手紙などでコミュニケーションを取っているからです。
交換日記みたいな事をして「今日この時にこんな事したよ。」「この人とこんな話をしたよ。」みたいな報告や状況報告をして他の人格達が何をして何を話しているかを把握しているからですね。
もちろんこれは私の場合。自己流です。
多重人格障害の方々の症状は人それぞれなので…。
私は他の解離性同一性障害の方と会った事が無いので「皆さんどうやってんだろ?」と思います。
案外近くにいらっしゃるかもしれませんが、今のところ会った事はありません
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます