応援コメント

第73話 断念」への応援コメント

  • 確かに中央競馬には長く東西の強烈なライバル意識があり、それに基づいたものかはわかりませんが交流も活発とは言えなかった気がします。

    馬主だけでなく調教師、騎手、助手に厩務員といったあらゆるものに及んでいたように感じていました。

    それだけに様々な理由で行き詰まった人が拠点を変えて出直すなんて事も出来たのですが、最近はそういった壁のようなものは感じられなくなりましたね。

    作者からの返信

    この作品を書く前に「駄文集」でオグリキャップのことを書いて調べた時に、オグリキャップ登場以前は完全に中央競馬も東西に分かれていたことを思い出しました。
    GⅠは東西の代表馬の対決機会で、騎手も殆どが厩舎所属で自分の所属するエリアの馬にしか乗らない時代。オールカマーでも少し触れましたけど東西の対抗意識は相当ありましたね。

    徐々に東西の壁が無くなったのも融和が進んだというよりは栗東の坂路調教の効果が北海道の両陣営を俯瞰して見れる立場のオーナーブリーダーたちに認知され、栗東の厩舎に馬を預ける馬主が増えたためではないかと思われます。

    エリア的には関西に属する中京地区の馬主は殆ど栗東に馬を預けていたのが、2000年代以降美浦に預けるケースが増えたのは、栗東の厩舎の馬房の空きが減ったためのように思います。

    風間浦様のご指摘のとおり、オグリキャップ2代目馬主の佐橋氏も脱税で馬主資格を1989年に返上した後、ほとぼりの冷めた1994年に中央馬主資格を再取得していますが、再取得後は栗東ではなく美浦の厩舎中心に馬を預けています。まだその頃は東西に壁があったようですね。

    今は東西の壁が無くなったというよりは、美浦の凋落が進み過ぎているようで寂しく感じます。
    また美浦の厩舎を中心にしたサクラ軍団のような馬主が出て来ると美浦も盛り上がるのかも知れません。