第10話 練習

ということで僕が3歳までに覚えた魔法がこちらです。


『ウィンドシールド』

消費MP15

風魔法に属する魔法

風でできた盾を自分の正面に作る

効果時間10秒


『ウィンドバレッド』

消費MP20

風魔法に属する魔法

風でできた弾丸を飛ばす

射程:長


『ウィンドハンマー』

消費MP25

風魔法に属する魔法

風を上から叩きつけて相手を押し潰す

射程:中


簡単に言えば『ウィンドシールド』は風の盾、『ウィンドバレッド』は風の弾丸を作る魔法だ。そして『ウィンドハンマー』は上から風を吹き下ろして相手を倒すって感じだな。


最近は大体『ウィンドバレッド』を窓の外にバンバン飛ばしている。これ楽なんだよね〜。


MP0になっちゃうと頭が痛くなって気絶しちゃうからMPの最後の方はベッドに入って『ウィンド』をぐるぐる回して消費してる。1回ベッドの上以外でMP切れになっちゃって倒れないようにフラフラしながらベッドに急いだ…もうやりたくない…。


窓の外に打てるならもしかして『ウォーター』も練習できるんじゃないか?そう思った時にやってみてわかった。僕はまだ手が窓に届いてない。だから指から出ちゃう『ウォーター』は部屋でこぼしてるのと変わらない。ダメじゃん…やっぱり外で練習できるようになってからだな…




次の日。

いつもより早めにルーナに起こされた。そしていつもとは違う動きやすい格好に着替えた。何事だろうと思っていつつ、ルーナに連れられて僕がいた館から出て少し歩いた先の建物に入っていった。


そこで待っていたのはアランとムキムキなイケメン。インテリ系のアランと違い、ガテン系のイケメンだ。


「シュウ、おはよう」

「パパ、おはようございます」

「おお!シュウはもう挨拶を敬語でするんだな!すごいな!」

「すごいだろう!なんてったってうちのシュウだからな!」


おいおい…息子の自慢の前に僕にその人を紹介してよ…


「シュウ、こいつはケイン・ウォード。シュウの剣術と身体作りを教えてくれる先生だよ。」

「ケイン・ウォードだ!ビシバシ行くから頑張っていこうな!」

「ケイン先生よろしくお願いします」


うわ…面倒くさそう…練習とかめっちゃ頑張らないといけないんじゃないか…?大丈夫かな…


「じゃあ今日はストレッチをしっかりしてからランニングに行くぞ!」


ああ〜!いちばん嫌なタイプかもだ〜!どうにかサボれないかな…


──────────────────

個体名:シュウ・フォン・シュバルツ

種族名:人族

年齢:3

性別:男

LV:8

称号:シュバルツ侯爵家嫡男

(異世界転生者)


HP:55/55

MP:1151/1151

STR:11

DEX:11

VIT:11

AGI:11

INT:116

MND:116

LUK:100


スキル

《寝る》

《怠ける》

《知る》


魔法

《生活魔法》『ウィンド』『ウォーター』

《風魔法》『ウィンドスラッシュ』『ウィンドシールド』『ウィンドバレッド』『ウィンドハンマー』


─────────────────






今作を読んで頂きありがとうございます!!作者の大洋の塔です。

誤字脱字等ありましたらすみません!

少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!!

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