第9話 3歳
「シュウちゃん〜3歳の誕生日おめでとう〜」
「シュウ、元気に育ってくれてパパも嬉しいよ」
ということで3歳になりました。
「パパ、ママありがとうございます」
実はどうしてもパパとママって呼ばせたかったみたいで何度も僕に教えこんでいたのでパパママ呼びに固定されている。頃合を見て変えようとは思っている。
そして…
「はい、これはママからのプレゼントよ〜これで魔法を練習しましょうね〜」
そういうと僕の前に本が3冊積まれた…。なんの本なんだ…。
「ママ?これはなんですか?」
「これはね〜魔法の基礎が書かれてる本よ。シュウちゃんの適正はまだ分からないからそれを確認してから練習していきましょうね〜」
ん?適正?魔法には適正があるのか?!なんにも考えずに《風魔法》練習しちゃったな。まあいいか。できてたんだし。
「じゃあパパからはこれだ。」
次に僕の前に現れたのは木剣。それも今の僕が使うのには両手で持たないと行けないくらいの木剣だ。だけどそれにしては剣の細さがレイピアよりちょっとあるくらいだな。
ん?アランが期待した目でこっちを見てるな…ああそういう事か…
「パパ、僕はこれで何をするんですか?」
「おお!よく聞いてくれたね!この片手剣でこれからシュウには剣術の練習をして欲しいと思ってね!」
え?片手剣ですか?
「パパ?これ片手じゃ持てないよ?」
「それはこれから練習して持てるようになろうな〜」
うわ〜練習…めんどくせえ…どうにかなんねえかな…
「よしプレゼントも渡したしみんなでご飯を食べよう」
こうして僕はいつもより豪華な夕食を食べ、かなり嬉しいプレゼントとまあまあなプレゼントをもらって部屋に戻った。
僕も別に3年間何もやっていない訳では無い。さっきもちょっとだけ話したが《風魔法》を重点的に伸ばしてみた。そして今のステータスがこんな感じ。
──────────────────
個体名:シュウ・フォン・シュバルツ
種族名:人族
年齢:3
性別:男
LV:8
称号:シュバルツ侯爵家嫡男
(異世界転生者)
HP:55/55
MP:426/1150
STR:11
DEX:11
VIT:11
AGI:11
INT:116
MND:116
LUK:100
スキル
《寝る》
《怠ける》
《知る》
魔法
《生活魔法》『ウィンド』『ウォーター』
《風魔法》『ウィンドスラッシュ』『ウィンドシールド』『ウィンドバレッド』『ウィンドハンマー』
─────────────────
とうとう超えてしまったよ…MP1000!
超えた時はめっちゃ嬉しかったな〜でもその代わり毎日ちゃんとMPを使い切るっていうのがかなり大変になってきてるよ…
そしてレベル!
毎日ちゃんと(?)寝てたのでレベルが8まで上がった。それにより全てのステータスがとうとう2桁になった。嬉しい…1桁よりも特別感があっていいな!
今作を読んで頂きありがとうございます!!作者の大洋の塔です。
誤字脱字等ありましたらすみません!
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!!
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