第7話 風

これが今の僕のステータスだ!


──────────────────

個体名:シュウ・フォン・シュバルツ

種族名:人族

年齢:0

性別:男

LV:2

称号:シュバルツ侯爵家嫡男

(異世界転生者)


HP:10/10

MP:10/88

STR:2

DEX:2

VIT:2

AGI:2

INT:6

MND:6

LUK:100


スキル

《寝る》

《怠ける》

《知る》


魔法

《生活魔法》『ウィンド』

《風魔法》『ウィンドスラッシュ』


─────────────────


うおー!魔法だ!やっぱり何度観ても嬉しい。実はついさっき『ウィンド』を打ってて不意にステータス見たらこれよ。テンション上がっちゃうな。


とりあえずいつも通り《知る》していきましょう。実はこの時が1番ワクワクするんだよな〜


《風魔法》

風に纏わる下位魔法。

利点は他属性よりも利便性に優れ、魔力消費が比較的少ない。

欠点は魔力操作が難しく、威力が出ない。


『ウィンドスラッシュ』

MP消費10

風魔法に属する魔法。

風で鎌鼬を作り出し対象に射出する。

射程:中


おお〜とりあえず上からだな。


まず魔法の属性が風以外もあることが確定したな。他属性と比べられてるし。その上、下位魔法ってことはまだまだ上があるってことだな。

どんなのかな〜まあいつかわかるだろうからそのいつかでいいか〜


そして魔力操作が難しいってことは風魔法を使って練習すれば魔力操作は必然的に上手くなっていくってことだな。よしよし。


しかし威力か〜今のところそれで困ったことはないから実害が出そうになったらまた考えるか。


最後『ウィンドスラッシュ』。

とりあえず名前かっこいい。鎌鼬で相手を切るって感じの技なのか。射程も中ってどのくらいかわかんないし使うのはもっと動けるようになってからだな。無理に室内で使って物壊したりして面倒なことになるのは勘弁だ。



もう1つ思ったことがある。

もしかしたら僕が今まで『ウィンド』で遠くのカーテンに当てようとしていたから遠くの敵に射出する魔法が覚えられたのでは無いかってことだ。

この仮説が正しければ『ウィンド』を僕の前で回すようにしたらまたほかの呪文ができるようになるんじゃない?そうとなれば次からのMP消費はそれでやってみようかな。



え?むっっず!

そういや書いてたな…


欠点は魔力操作が難しく、威力が出ない。


魔力操作が難しいってことだろうな…胸の前で回そうとしてるのに右手からちょっとだけ曲がってそよ風が吹くだけだ。


え?これってもしかして無理なやつなんじゃないかな?おりゃ!曲がれ〜!


あっでもちょっとずつ曲がっていってるかも1回で1度とか2度とかそのくらいずつだけどちょっとずつ曲がっていってるな。それならずっとやってたらできるようになるだろう。どうせ暇なんだ。やってやる。


もちろん面倒にならない程度にね。





今作を読んで頂きありがとうございます!!作者の大洋の塔です。

誤字脱字等ありましたらすみません!

少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る