第6話 魔法

数日後。


僕の右手の先のカーテンが少し揺れた。

とうとう風が吹いた!!やったぞ!!

もしかしたらステータスが変わってるかも!

──────────────────

個体名:シュウ・フォン・シュバルツ

種族名:人族

年齢:0

性別:男

LV:2

称号:シュバルツ侯爵家嫡男

(異世界転生者)


HP:10/10

MP:12/56

STR:2

DEX:2

VIT:2

AGI:2

INT:4

MND:4

LUK:100


スキル

《寝る》

《怠ける》

《知る》


魔法

《生活魔法》『ウィンド』


─────────────────

おお!ステータスに魔法の欄ができてる!てことは僕はとうとう魔法を使ったんだ!やった〜!!



取り乱してしまった…。つい初めての魔法でテンションが限界突破してしまっていた。その反動で疲れたな…。一旦寝ようかな。


いやとりあえず《生活魔法》と『ウィンド』に《知る》を使ってみないとな。


《生活魔法》

日常生活で使える程の威力の魔法。

魔法の中では最下級に位置する。

人間は少し練習をすることで誰でも習得可能。

威力が低いので他生物に危害を与えることがほぼ不可能。


『ウィンド』

MP消費1。

生活魔法の1種。

自身が指定した方向に微風を出す。

連続使用可能。


なかなか大事なことが書いてあるな〜。


まずは生活魔法は練習すれば誰でも習得可能というところだ。てことは、ウィンド以外の生活魔法もどんなことをするかを見せてもらえればできるかも!いやなんとなくこんなのかもっていうのでやってみるのもいいかもな。


次は威力だ。これが最下級ということはこれより上があるということだ。てことはもしかしたらウィンドの練習を続けたら威力が強くなってほかの魔法が打てるかもしれない!


最後はウィンドの1番最後の分だ。

連続使用可能。

これだけでMP消費がすごく楽になる。最近あの机と椅子の説明を見たり何も出ない『ウィンド』を唱えるしかやってなくて、実はかなり飽きがきていた。これで前よりも楽しくMPが消費できそう。


よしよし!これでどんどんMPを増やしつつ、のんびり過ごしていこう!





どうも。シュウ・フォン・シュバルツです。

僕が『ウィンド』を覚えてからはや1ヶ月が経ちました。

この1ヶ月で進んだことと進んでいないことがあります。

進んでないことは…


全くほかの生活魔法が分からない。


なんでかと言うと、それはただ1つ。魔法を見た事がない。

『ウィンド』はたまたま見たので覚えることが出来たが、ほかの生活魔法は使ってるところを見たことがない。よく小説で出てくるような魔法はイメージが重要と言っていたからそこが足りないのだろう。


う〜んとりあえずほかの生活魔法は放置かもな。無理に動かなくてもいいだろ。面倒くさそうだし。


そしてこの1ヶ月成長したところもある。






今作を読んで頂きありがとうございます!!作者の大洋の塔です。

誤字脱字等ありましたらすみません!

少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!!

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