第3話 知る
なんなんだ…このスキル達…使おうとすれば使えるのだろうか…
なんか1番害のなさそうな《知る》を使ってみよう。
《知る》
対象についての説明を知ることが出来る
触れるか、長時間直接目視することで対象にすることが出来る
消費MPは対象によって変化。
お〜試しにステータスの中の《知る》を使おうとしたら《知る》に《知る》を使ったみたいだな。
まあラノベとかでよくある鑑定みたいな感じか…てことはこれは使えるな!これを使って他のスキルも確認しないと!
《寝る》
寝ることによってLVがあがる
寝不足でパラメータにマイナス補正(寝不足が収まれば回復)
状態:睡眠を付与できる(手で触れる必要がある)
《怠ける》
働きすぎでパラメータにマイナス補正(十分に休息を取れば回復)
半径10mの範囲まで手で触っていることにすることが出来る
状態:無気力を付与できる(手で触れる必要がある)
ほうほう
この2つはほぼ常時発動系だな…
てか《怠ける》で触れてることにすれば遠隔で状態異常つけれそうじゃない?今度使ってみよう
自分のステータスももう少し詳しく調べてみるか
シュバルツ侯爵家嫡男
ブント王国にある6つの侯爵家の1つであるシュバルツ侯爵家の嫡男
地位的には王族、公爵家の次である
思ったより偉い家だったっぽいな…
知らなかったらやばかったかもな〜
次はこれか…
なんでカッコがついてるのかも分からないけどなんか補正とかがあったりするのかな?
じゃあこの(異世界転生者)も《知る》を使おう!
(異世界転生者)
異世界から転生したものに与えられる称号
言語理解を補正
このステータスをほかの人間等に見せようとしても見えない
あ〜そうなんだ…
ってちょっと待って?まじでやばい!!
頭がガンガンするぞ!?なんかやばいことしちゃったか!?
ステータス確認!!
MP:0/5
これか…たしかに5
あ…ダメだ…痛すぎる…
復活!!
頭痛すぎて気絶してたみたいだ
MP枯渇は気をつけようかなって思ったんだけど…ステータスを見てまたやろうってなったよ
──────────────────
個体名:シュウ・フォン・シュバルツ
種族名:人族
年齢:0
性別:男
LV:1
称号:シュバルツ侯爵家嫡男
(異世界転生者)
HP:5/5
MP:3/6
STR:1
DEX:1
VIT:1
AGI:1
INT:1
MND:1
LUK:100
スキル
《寝る》
《怠ける》
《知る》
──────────────────
まさかの!MP伸びた!!
これ続けたらどんどん伸びていくんじゃないか?
とりあえず今MPが3あるから使い切ってみよう。あの辺の机とかいいな。
机
トレントの木材を主に使った机。足や側面には蛇をモチーフとした装飾がついている。
椅子
トレントの木材を主に使った椅子。足や側面には蛇をモチーフとした装飾がついている。
クッション
シュバルツ家の紋章があしらってある白いクッション。ダウングースの羽毛が使われている。
また来た。痛たたた…
2回目の復活!
そしてMPは…
MP3/6
増えてねえ!!
これは多分最大値になってからじゃないと上がんないんだろうな…とりあえずMP最大値になったらやってみよ…面倒くさくなるほどの労力じゃないし赤ちゃんって暇なんよ。
今作を読んで頂きありがとうございます!!作者の大洋の塔です。
誤字脱字等ありましたらすみません!
少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!!
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