第七章:後悔。

07/15、19、20、21、22日


今日もいつも通り話学校に行き、授業を受け、友達と遊んで帰る…ハズだった。いつも通り、宝城さんが昼休みにまたクラスに遊びに来る、なんだか宝城さんの少し様子がおかしい。


話を聞くと、悩んでいることがあったらしく、 浦三と俺は宝城さんに相談があるから別室に来て欲しいといわれ、普段昼休み頃はあまり人が来ない部屋で相談に乗った。


俺、浦三「どうしたんですか?」宝城さん「あのね…実は…」


宝城さんからの相談は、とてつもなく、衝撃的なことだった。


宝城さん「遠藤君の前に付き合ってた人がいて…その…また…その人にに気持ちが向きかけてるの…」

俺「んぇ!?」浦三「あぁ…、なるほど…。」

宝城さん「だからさ…遠藤君と別れるべきか、元彼の事を忘れるべきか…悩んでて…どうしたら遠藤君に、傷かないように別れようって言えるかな…?」

俺「そもそもどっちと付き合って行きたいんですか?」

宝城さん「それが解らないから悩んでるの…」


相談の途中でチャイムが鳴ってしまったので、今日はもう時間がないという事で、こっちも色々考えるから、来週ハッキリして欲しいと、伝え、その日は別れた。


正直に言って、怒りを覚えた。


俺には、何を悩んでいるのか、何を言っているのか、言っている事が理解出来ない。


先ず、何を悩む事があったのか、遠藤と付き合っているのだから、それで良いのでは?と思っているので、何故、別れようという考えが思い浮かぶのか、別れる前提で話しを進めているのはおかしくないか?、とか。


そういう考えしか出てこずにいた。


だから俺には全く理解ができなかった、でも、友達が悩んでいたから、と一応、一生懸命考えて、その考えをまとめた。


土日祝日を挟んだ、18日の朝。学校に着き、宝城さんに聞いてみた。彼女からの返しに、余計腹が立った。


宝城さん「あ、やっぱなんでもな〜い、忘れて。」


何故?悩んでいるって言うから考えて来たのに、適当。


お礼かごめんねぐらい言ってくれてもいのではないか?、そんな気持ちでいっぱいになった。


その後、色々考え、距離を置く事ににした。


そのことを彼女に伝えるべく、俺は三年の教室に向かう。


その事を伝えれば良かっただけなのに、また、怒りが湧いて来て、色々と強く言ってしまった。


そのせいで、彼女はとても怒ってしまった。


言い過ぎた、後悔してももう遅く、次の日謝りに行ったが、口すらも聞いてはくれなかった。


本当に悪い事したな…と罪悪感しか残らなかった。


夏休み前学校最終日になった、結局、仲直り出来ずに終り、帰りのバス車内で号泣してしまった。


第七章(終)

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