このエピソードを読む
2024年3月29日 17:57
>私の大好きなその声が、響きが、空気中で震えて落ちてくる。表現自体はよいのですが、普通に扉を破って来たんですね。だとすると、声が「落ちて来る」のは、微妙にに思います。二階の窓を破って入って来た、とかならアリなんですが。>はっとしたように私をもう一度強く押さえ込む。往生際の意味ー!>何かを殴りつける鈍い音とともに、ハワードが視界から消えた。同時に、壁に頭をぶつけた衝撃音が響いた。ここのアクション描写はいまいちです。私ならハワードが視界から消えると同時に、拳を振り抜いた(蹴りかも)ジャックと入れ替えます。あと「壁に頭をぶつけた」なんてことは、この時点でルビーには見えないはずですし、音だけで頭とは確定できません。「壁にぶつかった音」で十分です。>ジャックの足元には、わずかに刃こぼれした斧が転がっていた。ここ、ジャックが持ち込んだものなんですよね?恋敵を脅す前に手放す理由がありません。もし納屋のものなら、むしろ拾わせるくらいでいいはずです。>彼は壁にもたれたまま鼻から溢れ出る血を拭っていた。ここで鼻血が出るのは変です。ルビーを押し倒していたので顔は殴れませんし、頭から壁にぶつかったなら、やはり鼻は無関係のはず。顔から突っ込んだわけでなし。>怒りと憎しみに目を光らせ、荒い息を吐きながらジャックを睨みつけている。>無造作に置かれていた水桶を思い切り蹴り飛ばした。想像以上にハワードが小物で、逆に物語の先行きが心配になります。こんなんではライバルにすらならないでしょうwもっと知的かつ狡猾な、ジャックと真逆の性格の方が盛り上がりそう。>ジャクリーン。雌牛のように穏やかで優しい、茶色の瞳を思い出す。どんな子だったか、もう忘れてしまったので、(登場してるなら)ここで説明入れてもらえるとありがたい場面。ハワードに金を握らされて、というパターンもありそうですね。狭い村でしょうし、一気に人間関係悪化しそう。>「――キスして、ジャック」キスシーン(それ以上?)はロマンティックでいいと思います。雨降って地固まるの定番ですが、やはりよいものです。ラブシーンはあまり書きこみすぎるとよろしくないので、このくらいがいい塩梅ではないでしょうか。傷を気遣う展開もいい感じです。>松明が作り出す光の中に、大きな四つ足の影がさしたのは同時だった。ここは変です。大狼は高い位置にいるので、おそらく広場にあるだろう松明の光の中に影は差せません。大狼の後方に松明があるなら別ですが。>かしかしと爪がレンガを引っ掻く音が不気味に空から降ってくる。ここは「屋根から」と明記すべきところ。>私の視界から狼がぼやけて消えていく。目の前が真っ赤に染まり、頭の中に姉の細い声が反響する。仇を目の前にして、私はどうしようもなく動揺していた。ここの描写は今一つ。姉の仇を前にした複雑な感情を「動揺」でまとめてしまうのはもったいないと感じます。
>私の大好きなその声が、響きが、空気中で震えて落ちてくる。
表現自体はよいのですが、普通に扉を破って来たんですね。
だとすると、声が「落ちて来る」のは、微妙にに思います。
二階の窓を破って入って来た、とかならアリなんですが。
>はっとしたように私をもう一度強く押さえ込む。
往生際の意味ー!
>何かを殴りつける鈍い音とともに、ハワードが視界から消えた。同時に、壁に頭をぶつけた衝撃音が響いた。
ここのアクション描写はいまいちです。
私ならハワードが視界から消えると同時に、拳を振り抜いた(蹴りかも)ジャックと入れ替えます。
あと「壁に頭をぶつけた」なんてことは、この時点でルビーには見えないはずですし、音だけで頭とは確定できません。「壁にぶつかった音」で十分です。
>ジャックの足元には、わずかに刃こぼれした斧が転がっていた。
ここ、ジャックが持ち込んだものなんですよね?
恋敵を脅す前に手放す理由がありません。
もし納屋のものなら、むしろ拾わせるくらいでいいはずです。
>彼は壁にもたれたまま鼻から溢れ出る血を拭っていた。
ここで鼻血が出るのは変です。
ルビーを押し倒していたので顔は殴れませんし、頭から壁にぶつかったなら、やはり鼻は無関係のはず。顔から突っ込んだわけでなし。
>怒りと憎しみに目を光らせ、荒い息を吐きながらジャックを睨みつけている。
>無造作に置かれていた水桶を思い切り蹴り飛ばした。
想像以上にハワードが小物で、逆に物語の先行きが心配になります。
こんなんではライバルにすらならないでしょうw
もっと知的かつ狡猾な、ジャックと真逆の性格の方が盛り上がりそう。
>ジャクリーン。雌牛のように穏やかで優しい、茶色の瞳を思い出す。
どんな子だったか、もう忘れてしまったので、(登場してるなら)ここで説明入れてもらえるとありがたい場面。
ハワードに金を握らされて、というパターンもありそうですね。
狭い村でしょうし、一気に人間関係悪化しそう。
>「――キスして、ジャック」
キスシーン(それ以上?)はロマンティックでいいと思います。
雨降って地固まるの定番ですが、やはりよいものです。
ラブシーンはあまり書きこみすぎるとよろしくないので、このくらいがいい塩梅ではないでしょうか。傷を気遣う展開もいい感じです。
>松明が作り出す光の中に、大きな四つ足の影がさしたのは同時だった。
ここは変です。
大狼は高い位置にいるので、おそらく広場にあるだろう松明の光の中に影は差せません。大狼の後方に松明があるなら別ですが。
>かしかしと爪がレンガを引っ掻く音が不気味に空から降ってくる。
ここは「屋根から」と明記すべきところ。
>私の視界から狼がぼやけて消えていく。目の前が真っ赤に染まり、頭の中に姉の細い声が反響する。仇を目の前にして、私はどうしようもなく動揺していた。
ここの描写は今一つ。
姉の仇を前にした複雑な感情を「動揺」でまとめてしまうのはもったいないと感じます。