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2023年11月7日 11:01
>それは雄牛のように大きく、そこだけぽっかりと空間が開いたように見えるほど黒かった。おお。大狼、しっかり描写されてますね。サイズ、黒色の描かれ方とも、文句なしです。>その金の目は、不思議な光をを帯びて「を」が余計です。>目の前にいるのは、ただの大きな狼などではない。残虐な知恵をもつ怪物だ。これはよい追加。こうでなくては。謎の行動にも何となく意味が感じられますし、違和感は消えました。逃げたというより、人間を歯牙にもかけない(かけてるけど)感じですね。>夜が終わっていた。太陽が昇り始めているのに、私はまだ夜に取り残されたようだった。ここに至る、姉の死を受け止めるルビーの場面の追加も綺麗に嵌り、格段によくなっています。お見事です。大狼の残虐性については、もう一押し欲しいくらいですかね。攻撃が腕一本に限定されているので、サイズのわりに大人しい印象を受けるのです。腕を千切るインパクトはよいのですが。身体のあちこちを喰われた上で、さらに腕も……とか、千切った腕を見せつけるように噛み砕き、その場で食ってしまう……とか、残虐描写をもうワンポイント追加すれば完璧かな、と個人的には思いました。他は申し分なしです。
2023年8月17日 13:00
死に瀕する姉を前に慟哭するしかない主人公の感情が痛いほど伝わってくる素晴らしい文章力に圧倒されました。死の描写も解像度が高く非常に残酷なのに非常に詩的でどこか美しい。こういう雰囲気大好きです。
>それは雄牛のように大きく、そこだけぽっかりと空間が開いたように見えるほど黒かった。
おお。大狼、しっかり描写されてますね。
サイズ、黒色の描かれ方とも、文句なしです。
>その金の目は、不思議な光をを帯びて
「を」が余計です。
>目の前にいるのは、ただの大きな狼などではない。残虐な知恵をもつ怪物だ。
これはよい追加。こうでなくては。
謎の行動にも何となく意味が感じられますし、違和感は消えました。
逃げたというより、人間を歯牙にもかけない(かけてるけど)感じですね。
>夜が終わっていた。太陽が昇り始めているのに、私はまだ夜に取り残されたようだった。
ここに至る、姉の死を受け止めるルビーの場面の追加も綺麗に嵌り、格段によくなっています。お見事です。
大狼の残虐性については、もう一押し欲しいくらいですかね。
攻撃が腕一本に限定されているので、サイズのわりに大人しい印象を受けるのです。腕を千切るインパクトはよいのですが。
身体のあちこちを喰われた上で、さらに腕も……とか、千切った腕を見せつけるように噛み砕き、その場で食ってしまう……とか、残虐描写をもうワンポイント追加すれば完璧かな、と個人的には思いました。
他は申し分なしです。