それは…
あ…やっぱりか。
何か手がかりがあるかもしれない!
と、真相に迫ろうとしたら、純子さんは…
「たくさんボランティアすればそれだけ大学に推薦してもらえるじゃない。」
とえへん顔をした。
かわいいなぁ。えへん顔…ってそんな場合じゃないよね。
…
あーあー…そっちのレベル上げだったかぁ…。
…そうなると、もう手がかりも真相もないよね。
またふりだしに戻ってしまった…。
てか…純子さんっ⁈
えっ⁉︎
んっ⁉︎
オレはゴシゴシと目を擦った。
今…一瞬純子さんの頭に猫耳があるみたいに見えちゃったけど…気のせいだよね⁇
うん。気のせいだよ。
まさか…ね。
ジーっ。
思わず純子さんの頭の上を凝視してしまった。
「なんです?」
純子さんは、そんなオレをじっとみた。
ジーっ…
お互いジーっと見合いっこになってしまった。
あー、純子さん見れば見るほど美しいわぁ。
まつ毛が長くて綺麗な髪、それに白くて美しい肌。
ほんときれいだなぁと見惚れていたら純子さんがオレの方に近づいてきたよ?
で、オレの頬に手を乗せたんだ。
⁉︎
な、何⁉︎
細くて少し冷たい手がオレの頬を包んだ。
ドキッとしたと同時にまた一瞬純子さんが…
純子さんが…今度は猫耳とかじゃなくてジェーンに見えたんだ。
え?
えと…オレは気持ちがたかぶるとどうにかなってしまう特殊能力でもついたのか?
レベルが上がると不思議な能力でもつくのだろうか?って‼︎
それどころじゃないよね⁉︎
今は、それより…純子さんがオレの頬に手を…
えと…
何が起きているのでしょうか⁇
こんな美しいお方がこんなオレの顔を触って一体何が起きるのでしょうか⁉︎
「あの…純子さん…?手が汚れてしまいますよ?」
…
え?
続く。
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