まさか

 純子さん…?

 

 えと…

 

 オレにどんどん近づいてき…た…

 

 ⁉︎

 

 オレの頬をいきなりパサパサとし出した純子さん。

 

「ん?」

「あー、まつ毛がね!」

 といいオレの顔からまつ毛を払ってくれた。

 

 あー、びっくりしたわー…。

 

 そ、そういうことね。

 

 

 もう、めっちゃドキドキしたわ‼︎

 

 …

 

 でも、あの優しくオレに触れる感じ…なんか…なんか懐かしく感じたのは気のせいなんだろうか…

 

 

 毎日傷の手当てをしてくれていたジェーンを思い出すなぁ。

 

 会いたいなぁ。

 

 

 その日の夜、オレは夢をみた。

 

 オレの部屋でミニアオ鬼がなぜか読書をしているっていう変な夢を…

 

 

 あのアオ鬼…オレの部屋のぬいぐるみに大きさが似ていた…ような。

 

 …

 

 で、次の日もまたアオ鬼がオレの部屋でお菓子を頬張っているっていう夢をみたんだけど…

 

 朝起きると夢でアオ鬼が食べていたお菓子の袋が落ちていたんだが⁉︎

 

 ⁉︎

 

 オレは慌ててアオ鬼をジーっとみた。

 

 …

 

 まさか…こいつ…

 

 …

 

 脇腹を少しくすぐってみた。

 するとコテンと倒れるぬいぐるみ。

 

 …やっぱりただのぬいぐるみ⁇

 

 うーん…わからない。

 

 なので夜こっそりミニキムチ鍋を机の上に置いて寝てみた。

 

 てか、寝たふりをしてみた。

 

 すると‼︎

 おいおい…嘘だろ⁉︎

 

 ミニアオ鬼がオレが寝たのを確認するなり、一目さんにキムチ鍋を食べだしたよ?

 

 で…

 

 なんかオレのベッドの下へと入っていった。

 

 ⁉︎

 

 えっ⁉︎

 

 オレもベッドの裏に入ってみると…まさかの…

 

 まさかの場所に繋がっているー⁉︎

 えぇええっ⁇

 

 

 

 こ、これはやっぱり…やっぱり夢じゃなかったん⁉︎

 

 なら、会えるよね⁉︎

 ジェーンにも…

 

 続く。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る