沖縄生活

第17話

別の部屋で着替えて戻ると、足助さんが食べずに待っていた。


「パジャマ?かわいい!」


白黒のしましまの、普通のやつなのですが…


「ありがとう…」


「食べよ?」


「ありがとう。いただきます…」


これは、オープンサンド?かしら?卵が乗せてあって、ケチャップがかかってる。コーンスープ(インスタント)もある。


「わぁ、おいしい」


「よかったー!嬉しい!」


やっぱり夢?


「なに?」


ぱちくりと開いた目が、私を見ている。


「え?ううん…昨日のことあんまり覚えてなくて」


「そうなの?俺は覚えてるよ!かっこいいって言ってくれたもんね!」


「…あの、足助さんの…お名前は?」


どうしようもない…私なんてバカなんだろ。それは昨日、先に聞けばよかったのにー


みのる!実だよ?呼んでくれるの?」


「…あの…年下だよね?」


「そなの?」


細かいことは気にしないようだ。いや、私もそうなっていた。


「じゃー呼び方はるさんのままがいい?」


「なんでもいいよ」


「はるちゃんは?」


「…うん。じゃあ、実くんにしようかな」


「わー!照れちゃう!!ひゃー」


倒れて床を転がり回ってる。なんだかこっちも照れちゃう。

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