「餅月（もちづき）さん。彼はバイト」

メイクさんのところへ連れて行かれた。

「え！まっ、かっ、こいい…」

「足助実です。よろしくお願いします」

「よ、よろしく」

「あれぇ？うそ〜！心（こころ）の弟？」

メイクされてたモデルさんが話しかけてきた。

「…はい、そうですけど？」

「やっぱりー！友達のめーだよ！えー心から聞いてないよー！びっくりー」

「め、めいさん知り合いなんですか？こ、こんなイケメン…」

「うん！心そっくりだしすぐわかった！心と遊んだりするの？」

「いいえ」

心(姉)は近くに住んでないし。

「あの、めいさん！メイク終わらせないと…」

なんだかメイクさんが困ってる。

「んもー忙しいのやだなー！もっとしゃべりたいんだけど」

「では、…バイトくん。さっそく仕事してもらいます」

…話中断しちゃった。

「こっちに来てください」

「はい！」

「また話そうね〜」

心の友達はマイペースにしたいみたいだ。

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