メイク室で仕事

第6話

ほのかちゃんは着替え終わって、メイクしてもらっている。そんで、さっきの男の人が心の友達のモデルさんをヘアセットしてる。で、俺は…更衣室前に積み上がっている脱ぎ散らかされた服を畳んだり、お片付け。みんなバタバタしてるんだなぁ。ここは、なんか仕切りがあるからちょっと疎外感のある場所。


「え!…ど、どなた?」


お団子頭のモデルさんがやってきた。


「こんにちは。バイトの足助です」


「…あ、そうなんですね。すみません、次の服は上着羽織るので手伝って下さい」


「じゃあ、今着てるの脱いでからですね。手伝います!」


「はい…ありがとうございます」


「あの、名前はなんですか?次に着る服取りますね」


「はるです…」


名前で区切られてハンガーかけしてあるので、わかりやすい。しかもー平仮名だしね?


「えっと、これですね。はい」


「…ありがとうございます」


「頑張って下さい」


「…はい」


目が大きくてかわいい人だったな。

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