第73話 閑話休題
私には唯一支えになってくれていた友人と呼べる人がいた。SNS上で知りあったその人とは毎日のようにラインをしたり、電話をしたりしていた。私はいろんな事をその人に悩み相談して、その人は私の力になってくれていた。
尚文との関係も、その人と出会えたから乗り越えてこられたのだと思う。数々の騒音で悩んだ時も、その人が他県なのに、こちらの役場や、自治体にいろいろ問い合わせして聞いてくれた。「何かあれば、自分が警察を呼ぼうか?」とまで言ってくれた。
今考えても恩人に違いない。
私は何度も目の前の崖から、命をたとうと考えたり、反対車線に入って、ダンプにぶつかろうと思った事か。数え切れなかった。
今まで来れたのも、こうして、度々支えてくれた、ネットの仲間がいたからだった。
感謝してもしきれないくらい感謝している。
――ありがとうございました。
私はいろんな人に支えられながら、生き延びてきて、ここにいる。これから私はどう恩返しが出来るか分からないけど、私も落ち着いたら、私が皆さんにしてもらったように、少しでも支えになれる人になりたいと思っている。
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