第25話 4号線を南下して
修理した車が戻ってきたので、これまでの事を振り返り少し旅をしたいと思った。
尚文に相談して4号線を行ける所まで行って好きな万代書店を巡ってみたいと思った。
途中、那須のサファリパークにも行って動物が好きなので癒やされたいと思った。
いろいろ大ざっぱな計画を立て、先の事はあまり考えず、何も持たず携帯とお金だけもって車に乗り込んだ。
地図を見るのは苦手だが、携帯ナビは優秀で目的地をセットすればどこにでも連れてってくれる。
私のように運転初心者でも、日本一周なんなく出来てしまうレベルだから今の時代は素晴らしい。
ひたすら下道路を通って、高速は使わずに運転を楽しんだ。
8時間から10時間運転した所で、ようやく暗くなってきたので、宿探しをする。
じゃらんという便利なアプリがあれば、当日予約しても充分泊まれる。
近場で安い宿を探した。
とは言えやはり出費も抑えたいので、当初は素泊まりで、ワンルームで探した。
車中泊も考え、初挑戦してみたが夜中の12時にお腹が痛くなり断念した。
それに、やはり疲れがとれないので急遽ビジネスホテルをとった。
いろんやビジネスホテルに泊まったが、シモンズのベッドが一番寝心地が良かった。
大浴場は、尚文が人がいると入れないので部屋に付いてあるシャワーで事足りてたので、そこらへんは気にしなかった。
朝ごはん付きってホテルもあるが、尚文がどんなに人居なくても周りに来る可能性があるから、食べにいかないと言うので、朝食も無しで探した。
そうして、気ままな旅をしてまわった。
知らない土地を、ハラハラドキドキして周る二人の旅は新鮮だった。
時々、ナビが工場の敷地内を通したり、一通を逆走したりといった危ない時はあったものの、楽しく真新しい物を見る景色に新鮮な気持ちでいられて、いつもワクワクしていた。
途中、尚文が興味を持ったゲームセンターや、書店に寄って遊んだりした。
お腹がすくと相変わらず、チェーン店のドライブスルーを探していたので、その土地のめずらしいものはありつけなかったのは残念だった。
その土地に触れたと言えば、車の運転の仕方がその土地によってかなり違うという事だ。
郡山や、栃木、宇都宮、都会に近づく程、運転にキレがあるというか、急いでるというか、田舎ものの私から見ると、流れに乗るのに凄く緊張した。
宇都宮のコンビニから出る時、左右みてバックして道路に出たはずが、思いっきり凄いスピードで来た車にクラクションを鳴らされびっくりした。
都会は怖い所だと思った。
国道走ってる時も、栃木で前の車が急に止まって、私も急ブレーキかけて止まって、動かないから、軽くクラクションしたら、その車の前に車がいないのにやはり動かないから、車線変更してよけたら、ものすごいスピードで追っかけてきたので、怖くて逃げた。
逃げ切れたから良かったものの、何があるか分からないから怖い所ではある。
また、横入りされたかと思ったら、2.30キロで、一本道をとろとろと走られたり。
車を運転してるといろいろな事が起きる。
それが他県で起きるくらい恐怖な事はない。
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