主人公の茉莉は鬼謀の人である。彼女が次にどんな手を打つのか全く予測できない。あなたの予想が覆されることは間違いない。我々凡人とは隔絶した高みに彼女はいる。
くっくっくと含み笑いをしつつ我が道を行く茉莉。目標を攻略するために、彼女は常人には絶対に思いつかないような策を次々に講じて心理戦を仕掛ける。武器となるのは切れ味の良い刃物🔪だけではないことを実証してみせる。
相手が手を出せないことをいいことに、空腹感を刺激するかのように豊富な食糧を見せびらかして匂いまで使うえげつない兵糧攻めを三度、火計も三度(うち二回は兵糧攻めと併用)、水計を二度、生物兵器(インコだけど)や、ハイテク兵器(ノート型パソコン)までも使用して目標を短期間で集中攻撃するという容赦のなさ。
最後には音響兵器で難攻不落の目的を無事に陥落させることに成功した。この最後の戦いでは、相手の期待しているものを簡単に与えないで価値を釣り上げる経済戦争まで仕掛けている。
茉莉・・・・・・恐ろしい子・・・・・・
茉莉はまさに現代に甦った諸葛孔明、いやパリピ孔明かもしれない。