土曜日

 茉莉まつりは自分の部屋のベットで、寝転ねころがっていた。でも、落ちんでいた。


 ため息をつきながら、茉莉はつぶやいた。

「はああ……。どうして『君』は、私とお話ししてくれないんでしょうか……。ASMRでリラックスと安心感あんしんかんを、あたえているのに……。

 はああ……。もうショックで、何も手につかないです。もちろん食欲しょくよくも、無いのです……」


 だが次の瞬間、茉莉のおなかった。

//SEお腹が鳴る音『ぐうぅぅぅぅ……』


 すると茉莉は、飛び起きて叫んだ。

「あ! そういえば冷蔵庫れいぞうこに、プリンがあったのです! 誰かが食べちゃう前に、私が食べるのです!」


 そうして茉莉は部屋を出て、冷蔵庫に向かった。

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