第1話
不倫はされたくなかった。だけどあんなことが起きるなんて予想はしてたけど、してほしくなかった。
「ただいま〜」
「おかえりなさい」
私は
「今日ははやかったね」
「残業が少なくてはやく帰ってこれた!」
「お疲れ様ね〜!」
「いつも支えてくれてありがとうな」
と私を抱きしめてくれる。しかし私は騙されない。そして言わない。家を出た時と帰ってきたあとで匂いが明らかに違うことを……
「ほら、これ。」
「え!これって……!」
私が前にネットで見ていた欲しかった服を照史はプレゼントしてくれた。
「ありがとう!!嬉しい!あ、私も!」
「これ!なんで俺が欲しいってわかったの?」
「寝言で」
「寝言!?」
「うそ」
「うそかいな!もー!お前ってやつはー!」
とじゃれ合う。
ねぇ、あなたは今日外回りもないって言ってたでしょ?それなのになぜこんな匂いがするのかた?それにあなたは匂いがあるものは好まない。私はショックを顔に出さず演技を続ける。それと同時に調査をスタートした
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