第23話不倫の王道
「ここへ来る前に常盤さんと貴方の似顔絵を描いたわ。だけど・・・他の人の絵は、ディテールが気をつけられて繊細に描けるけど、貴方の絵は何故か荒々しいタッチになってしまう。それは、貴方に対して特別な感情を持っているからだって、常磐さんに教えられたわ。特別な感情なんてどんなだろうって考えたけど・・・。貴方に対して、特別な感情を持っていない!持っているならばそれは憎しみと呆れと失望だけ!
つくづく残念な男。
身体に麻痺が残って繁殖能力が無くなったら同情はするけど、半分男として生きなよ!人は平凡に生きて家族に囲まれて死んで行くのだよ、あんたみたいに不幸を背負った女を欲に任せて抱いていたら鬼畜以下だよ!貴方はいけしゃあしゃあと、バツイチだって言っていたよね?」
「俺が女房と別れたら結婚しよう。」たらって、・・・ナニ?たらって?そんなの停止条件付きの宣言?あり得ないし、いつまで待たせるのっつうか、普段の私達は不倫の王道行っているじゃない!?奥様と子供ちゃんに申し訳
なくて・・・。まともに顔を視られなかった。
そんな子供騙しを平気で宣う方がどうかしていると思うし、バカじゃないの?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます