第20話バックダイヤルは42カ月後!
全て身体で覚えていた。
一縷の時は、連れ子の心配を親身になって良く世話を焼いてくれていた。
窮地に陥れば窮地の状態の人が良く分かるし考えも理解出来る。気が付けば良く行く神社の境内の前に立つ、
「一縷さんは事業が忙しかったのね・・・、ごめんなさい。」はあーっ、とタメ息を突けば全てが終わる事があっても良いのに、神様は何て意地悪なの?
両手を合わせて眼を閉じた。
ディイープな溜め息を突いた後で閃いた!と叫び一度賽銭箱の中を覗き二百五十円を投げた。同時に一礼二拍手二礼をして踵を返し小走りに参道を駆け抜けて常盤兼生が所信表明演説をしていた沿道へ行き接道の事務所で選挙の後片付けを終える時間を待ち、「男と出逢う前にやり直したいから3年前に連れて行って!?」と懇願し、「スーパー看護師のナオちゃんが言うなら仕方無いか!」と、時間旅行へ旅立った!
黒豆病院。
車椅子に座る直美は、バックダイヤルを3年6月前に合わせた!
「後悔
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