第14話ダイハード
その頃高橋直美は恋の花が満開だった。
咲き乱れていた。
「もう寂しくは無い!亮一さんが居るから。」両手に直美の乙女の花束を持ち澄んだ瞳はキラキラと煌めいていた。
いつまで私の事を待たせるの?
いつまでも有ると思うなよ金と恋人!
「もう別れます!待たせ過ぎよ・・・。」決意をした女はゴジラよりも強く死なない。ダイハードだった。
直美は目の前のメガネを掛けた亮一を選んだ。
彼は離婚予定。一緒に居ると落ち着く。
一人にさせない、季節の行事には直美を誘う。
彼は何時も新しい。抱かれる度に体温を共有させてくれる。
今までは返って来ないメールを打っては自分で言い聞かせ納得していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます