第3問 焦燥「どうやったら仲良くなれるんだ?」④
寺嶋の心中と連動しているかのように、五限目の途中から暗雲が垂れ込み、放課後には雨を降らせていた。
今日は別の部活が体育館を使用するため、男子バスケットボール部は中庭でランニングトレーニングをする予定になっていた。しかし雨が降ったことで急遽、校舎内のランニングに変更された。昇降口からスタートしてA棟の階段で一気に五階まで駆け上がり、B棟、C棟と移動し、C棟の非常階段を降りて昇降口まで戻る。そのルートをひたすらぐるぐる回る、という練習内容だった。
普段は走ることを禁止されている廊下をランニングするのは不思議な感覚だった。背徳的なスリルを味わっているようで、足取りも幾分か軽い。
足が軽く思えたのはそれだけではない。今日がバスケの練習ではなかったのも大きく影響していた。昼休みの一件で完全に自信を喪失してしまった寺嶋にとって、息苦しいバスケ部の部活動は苦痛以外の何物でもなかった。
その点、ランニングはただ足を動かすだけなので余計な事を考えなくて済む。雨音が寺嶋を無心の世界へと誘い込んだ。
「……あれ?」
C棟の非常階段で一階まで降りた、はずだった。だが光景が少し違っていた。具体的には外の景色が一階分、目線が高い位置にある。どうやら二階の通路に出てしまったらしい。無心で走りすぎたせいでルートを間違えてしまった。
こんな所で油を売っているのを他の部員に見つかれば、サボっていると見なされるかもしれない。寺嶋は急いで正規のルートに戻ろうとした。
鈴堂と目が合う。
「うおッ⁉」
C棟二階の端に、細長いせせこましい部屋があった。何目的の部屋なのか分からない一室で、鈴堂が椅子に座っていた。手元には開いた本が置かれていたので読書中だったのかもしれない。
よもやこんな所で遭遇するとは思っていなかったので、驚きのあまり声を上げてしまった。
「あれ、寺嶋くんじゃん」
扉の陰に隠れていた廻立が、寺嶋の声を聞いて顔を覗かせた。
「廻立さんも……」
「どうしたの? 文芸部に何か用?」
「ぶんげいぶ?」
聞き慣れない単語で咄嗟に漢字が出て来なかったが、扉の上のプレートの「文芸部」の文字を見てようやく合点がいった。
「文芸部なんてあったんだ」
「そうだよ。去年部員が全員引退しちゃって、休部状態にあったんだけどね。でも入部は出来るらしくて、私と鈴堂さんの二人で再始動って感じ」
話し声につられて部屋の奥にいた鈴堂も近づいてくる。
「先生に訊いてみて良かったですね」
「ホントだよねー。二年間休部が続くと廃部になるらしいしね。また新設するとなると、部員最低五人と、顧問と、部室を確保しなきゃだったから。ラッキーだったよ」
「ここは比較的静かですし、読書が捗りそうです」
文学少女の趣を漂わせる鈴堂なら、確かにお似合いかもしれない。しかし――
「廻立さんも文芸部なの? てっきり運動部のどっかかと」
今週初めにあったスポーツテストで、廻立は女子の中でかなりの好成績を残したと、男子の寺嶋でさえ耳にするほど噂になっていた。この逸材を逃すまいと複数の運動部から勧誘された、とも。
「それね、よく言われるよ。私もガラじゃないなーとは思うんだけど、私が一番入りたかったのはここだったんだ。運動部には、たまに助っ人で来てほしいって言われちゃったけど」
どうやら運動部から引く手あまただったという噂は本当だったようだ。そこまで熱望される才覚を持ちながら、こんな教室棟の片隅で持て余すとは。寺嶋は羨ましくもあり、妬ましくもあった。
「寺嶋くんはどうしてここに? もしかして入部希望かな?」
「いや、俺は……、ちょっと部活のランニング中に迷っちゃって」
「ああ、どうりでさっきから足音がするなーって思ってたよ。この雨だもんね。寺嶋くんは何部だっけ」
「男子バスケ部」
「てことは関くんと一緒か」
――俺は知らなかったのに関がバスケ部だってのは知ってるのか。
謎の嫉妬心が芽生える。
「女バスは去年のインハイ予選で準決まで進んだらしいね。男バスはどうなの?」
「うちは確か、二回戦敗退だったかな。強豪って雰囲気じゃないな」
「練習もそんなきつくない感じ?」
「うーん……。新入部員だし、ウォームアップとフットワーク以外はあんまり練習に参加させてくれないんだよね。ボールに触れられるのは、先輩たちが休憩してる間の十分ぐらいだし」
たった十分でさえも、先輩の目がすぐ近くにあるので寺嶋にとっては緊張する時間だったが。
「ウォームアップ……」
寺嶋の言葉に、鈴堂が僅かに目を光らせる。
「先輩の練習を見学してるだけっていうか。見た感じは中学の頃よりも厳しい感じだけど、高校ならあれが普通レベルなんかも」
「そっかー。女バスの練習も見学したんだけど、ちょい厳しそうだったから入部するの断ったんだよね。もう少し軽めだったら良かったんだけど」
断った、ということは女子バスケ部からも勧誘されていたのだろう。
「私あの練習好きだったんだよね。鳥かご」
「あれ、廻立さんってバスケ部だったっけ?」
「ううん、剣道部。でも友達に誘われて色んな部活に顔を出してたんだ」
「鳥かごとはどのような練習なのですか?」
未経験者の鈴堂が廻立に尋ねる。
「オフェンスとディフェンスに分かれて、オフェンスは輪になってボールをパスしていくの。ディフェンスは輪の中に入って、パスボールを奪ったらディフェンス側の勝ち。時間までボールを保持し続けられたらオフェンス側の勝ちっていう練習」
「へえ。それならば体育の時間にやったことがあるかもしれません」
「バスケ部にも時々参加させてもらってたんだけど、その時にした鳥かごが楽しかったな。あのボールを奪った瞬間がたまらないよね」
「ディフェンス側⁉」
寺嶋は思わず反応してしまった。
「そんな驚く?」
「いや、まあ……どっちかっていうとオフェンス側の方が楽しくね? ディフェンスはフラストレーションが溜まるっていうか」
「だからだよ。散々じらされた後でボールが取れたら嬉しいじゃん?」
「……ちなみに人数は何人でやってた?」
「4on3が多かったかな」
オフェンス四人とディフェンス三人、つまりディフェンスが不利な状況である。
廻立の言い分ももちろん理解できた。確かにボールを奪えた時は誇らしい気分になる。しかし相手も同じバスケ部員なわけであって、そうそう簡単に奪えるものではない。練習でも寺嶋がその瞬間を味わったのは、両手で数えられる程度だった。
ましてや廻立は正式なバスケ部員ではない。にも関わらず対等に張り合える、ばかりか超えているということは、バスケ部員としての実力は申し分ないのだろう。寺嶋はますます、ここで遊ばせるにはもったいない逸材だと感じた。
「あの、盛り上がっているところすみません」
どちらかというと寺嶋の胸中は盛り下がっていたのだが、それを知る由もない鈴堂がカットインしてきた。
「先程、ウォームアップっておっしゃいましたよね」
鈴堂はずいっと一歩前に出て寺嶋に接近する。あまりの圧に寺嶋は押し出されるように一歩退く。
「え、うん……」
「でしたらトレーニングもされますよね」
トレーニング、と聞いて寺嶋は鈴堂が期待している情報を悟った。
「するよ。でも器具が揃ってるだとか、そういうトレーニングをする専用のトレーニングルームがあるってのは聞いたことないかな。公立校だし、この学校はそんなに運動部に力入れてるって感じでもないし」
「そうですか……」
期待が外れてあからさまに落ち込んだ様子だった。寺嶋の胸の奥に痛みが走った。もしここで有益な情報を提供できたなら、株を上げるチャンスだったのに。
――なんで俺は知らないんだ。せめて何か……、何かないのか。
「……あ」
「何か思い出しましたか」
「あ、いや、関係あるか分かんないけど……。体育館の観客席の横に、小さいスペースがあってさ。ほら、大扉の上のとこ。あそこでストレッチしたりはしたことあるけど……」
喋っていてこれは違うなと予感し、声のトーンがだんだん落ちていく。
「トレーニングルームという名称ですから、体育館の付近にある可能性が高いと考えていました」
自信の無い寺嶋からの情報でも、鈴堂はちゃんと吟味しているらしい。唇に人差し指を添え、視線を廊下に落とし、しばし沈黙していた。
「寺嶋さんのおっしゃる空間には以前、一度だけ足を運びましたが、もう一度行ってみましょう」
「行ったことあるんだ。え、てか今から⁉」
「はい」
返事も疎かに、鈴堂は文芸部室を飛び出す。
「でもあそこは教室って呼べるような場所じゃないし」
「他に手掛かりがありませんし、可能性のある場所は潰していきたいのです」
「それに今は卓球部が部活してるよ!」
「お願いしてみましょう」
寺嶋が何を言っても、進み始めた鈴堂は歩みを止めない。顔だけ振り返りながら急ぎ足で見る間に遠ざかっていった。そんな鈴堂の行く手には、吹き込んだ雨でできた水溜まりが。顔を前に戻そうとする瞬間、鈴堂の右足が水溜まりの上に差し掛かる。
「――ッ、鈴堂さん!」
寺嶋は咄嗟に叫んだ。しかし悪い予感は的中し、右足は水溜まりの中へ。そして足を滑らせ、鈴堂の身体が大きく崩れた。
寺嶋の脇を、廻立が駆け抜ける。そう認識した時にはすでに、廻立は片膝を着く鈴堂の身体を支えていた。まるで瞬間移動でもしたかのような目にも留まらぬ速さだった。
「大丈夫?」
「廻立さん……。すみません、また私……」
「気にしないで」
息を切らした素振りもなく、鈴堂を気遣う余裕さえ持っている。今の一瞬だけで廻立の身体能力の高さを窺わせた。
遅ればせながら寺嶋も鈴堂の元に駆け寄る。
「あ、膝んとこ、擦りむいてるよ」
着いた右膝のタイツが破れて薄っすら血を滲ませていた。近くにあった手洗い場で洗い流し、文芸部室に連れ返す。女子ということもあり、付きっきりで身体を支えていたのは廻立だけで、寺嶋は手持ち無沙汰でおろおろしているだけだった。
「これ、使う?」
寺嶋はポケットに入っていた絆創膏を差し出した。
「お、ナイス、寺嶋くん」
「ああ、うん。誰かが怪我したらすぐに応急処置できるように、ポケットに入れとくのが癖で」
「ありがとうございます。廻立さんも。もう大丈夫です」
「歩けそう?」
「ええ。擦りむいただけで、大した怪我ではなさそうです」
鈴堂は右膝をさすった。椅子に腰掛けて優しく撫でるそのさまは、今までの思慮深い鈴堂のイメージに合致していた。つい数分前に水溜まりで滑って転んだ人と同一人物とは思えない。
「怪我は大したことないかもだけど、体育館に行くのはまた明日にしようか。そんなんなっちゃってるし」
廻立はタイツの破れた穴を指差す。黒いタイツなので白い肌が余計に目立っていた。
「そうですね。流石にこれで出歩くのは恥ずかしいですし」
「鈴堂さんってもっとクールな人かと思ってたけど、案外ドジな一面もあるんだね」
「そうなんだよー。 だから私が守ってあげないといけないんだよね」
「お二人とも、からかわないでください……」
クラスメートの前では凛とした姿勢で堂々としている鈴堂が、しおらしくしている。その姿が新鮮だった。
「……なんか、ごめん。俺が適当なこと言ったから」
「寺嶋さんのせいではありません。私が一人で逸ってしまったせいですから。むしろ貴重な情報を教えて頂き、ありがとうございます」
穏やかで囁くように紡がれた鈴堂の最後の一言が、寺嶋の耳に、心に残る。
「俺……役に立ちたくて。今まで何にも活躍できなかったから」
狭い部屋の中で容姿端麗な鈴堂と向き合っていると、まるで懺悔室にやって来た迷える子羊になったかのような錯覚に陥る。気付けば、寺嶋は悩みをぽつりぽつりと語り出していた。
「入学する前は高校生になるのが楽しみだったんだ。早く学校始まらないかなって。でもいざ始まってみると、想像してたよりも上手くいかなくて……。友達がいっぱい出来て、クラスメートとも馴染めて、部活で活躍してって思い描いてたのに、実際は何一つ達成出来てない」
目の前に座る鈴堂は無言で寺嶋の話を聴いていた。廻立も隣で静かにしている。沈黙が怖くなった寺嶋はすぐに言葉をつなぐ。
「謎解きゲームは俺にとってチャンスだったんだ。そこで活躍できれば、一気に注目されてみんなともすぐに仲良くなれる。スタートダッシュの失敗を取り返せる。そう思ってたんだけど、活躍してるのは鈴堂さんとか廻立さんとかばっかりで、俺はただ感心してるだけ。正直、悔しかった。みんなから信頼されて、クラスの中心にいるのが。俺がそうなりたかったんだよなって。
謎解きがあと何問あるのか分からないけど、この先も俺が役に立つことなんてないだろうし……。俺、どうやったら友達できんのかな」
勢いで本気の悩みを口走ってしまったが、そういえば同級生の、同じクラスの女子に話しているんだと思い出し、途端に恥ずかしくなった。
――俺、何言ってんだろ……。
しかし二人は当惑したり、逆にからかう様子はなく、いたって真剣な眼差しを向けていた。
「中学以前はどうされていたのですか?」
「え?」
質問されると思っていなかったのでしどろもどろになる。
「ああ、えっと、普通にいたよ、友達。学校のみんなが友達だった。というのも俺、隣町出身でさ、過疎ってて子どもの人数が少ないから小中通して一クラスしかなかったぐらい。だから年上も年下も関係なく遊んでたんだ。物心ついた時にはもう一緒にいるのが当たり前で、気付いたら仲良くなってたっていうか……」
あ……、と寺嶋はそこで初めて気付いた。今までは人となり、性格、好き嫌いや好みなど、すでに情報を熟知した状態の人としか関わって来なかった。転校で減ることはあっても増えることはなかったので、全く知らない人と仲良くなろうと思って仲良くなった経験が無かったのだ。
どうしてこんな簡単なことに気付けなかったのだろう。
「俺、友達の作り方、知らないや」
明るい性格で、クラスの中心にいて、盛り上げ役で、誰とでも仲が良くて、バスケ部の中では一番上手くて、充実していた。それは閉ざされた小さなコミュニティで生きていたからだった。お山の大将を気取っていただけだった。
だから知り合いの一人もいない環境に放り出されると、何も出来なくなる。
「俺って全然ダメなやつだったんだな」
自分自身に失望すると笑えてくるらしい。引き攣る頬を見られたくなくて、寺嶋は俯いた。
「結論を出すにはまだ早いのではないでしょうか」
透き通った声だった。柔らかな印象もありつつ、厳しさも併せ持っている鈴堂の声に、寺嶋は顔を上げる。
「入学してまだ二週間ほどしか経っていません。始まったばかりではないですか。あなたが自分を採点するのは、尚早だと思いますよ」
「うんうん。それに、寺嶋くんは上手くやろうと思い過ぎなんじゃない?」
悩みを聴いていた時の神妙な面持ちとは打って変わって、廻立はいつもよく見せている人懐っこい笑顔をしていた。
「上手だったりダメだったり、カッコよかったりカッコ悪かったり、好きだったり好きじゃなかったり、合ったり合わなかったり。いろんな要素があるから、もっと知りたいって思うし、知っていくのが楽しいんじゃん?」
廻立の台詞を聴いて、寺嶋はこの高校に進学を決めた動機を思い出した。
周りのみんなは地元に近い高校に進学する中、寺嶋一人だけは離れた高校に行くことに決めた。それは、もっと色んな人と出会いたかったからだ。仲の良い友達が沢山いる環境は楽しいし、ラクだった。でもそんな状況を物足りなくも感じていた。
もっと色んな人と関わって、色んな知らないことを知りたかった。それを実現するには、この街を出なければならないと思い立ち、あえて誰も進路先にしなかったこの秋湊高校に決定したのだった。
「そっか、……そうだよ。俺はただみんなと仲良くなりたかっただけなんだ。それなのにいつの間にか、完璧にこなさなきゃいけないって思い込んでたんだ」
明るい性格で、クラスの中心にいた。だから高校でもそうでなければいけないと、勝手に過去の自分を追い駆けていた。
でもその必要は無い。新しい環境にいるのだから、新しい自分になってもいいのだ。
「完璧な人間よりも、ちょっとダメな所がある方が愛おしいじゃん」
廻立は目線を流しながら言った。目線の先にいる当人は気付いていないようだ。
「それに私は寺嶋さんがダメだとは思いませんよ」
そう言うと鈴堂はおもむろに、右脚を少しだけ持ち上げた。
「絆創膏、下さいましたし」
指を差す。破れた黒いタイツ。そこから覗く白い肌。足を上げたことで少しめくれ上がったスカート。鈴堂は無意識でやっているのだろうが、男子高校生にとっては扇情的な光景だった。寺嶋は平静を装いながら目を逸らす。
「寺嶋」
「ぅわあ⁉」
いきなり背後から名前を呼ばれて大声が出る。扉から顔を覗かせて中を窺っているのは、同じ男子バスケ部一年の
「びっくりした……。こんな所でなにやってんだ?」
牧山の顔を見て、寺嶋は部活のランニングの最中だったことを思い出した。
「あ、ごめん、すぐ戻る!」
慌てて立ち上がる。部屋を出る直前、寺嶋は二人を振り返った。
「あの……ありがとう」
「いえ」
「頑張ってねー」
二人に送り出され、寺嶋はランニングの正規ルートに戻る。
「先輩たち、怒ってた?」
横を走る牧山に尋ねる。油を売っていたと知られれば、長説教は覚悟しておかなければならないだろう。
「いや、先輩たちもサボってたし、多分バレてないんじゃね」
「そうか。良かった」
ホッと胸を撫で下ろす。
「てかさっきの二人、めっちゃ可愛くなかった?」
「でしょ。同じクラスの女子なんだ」
「マジかよ、うらやま。――んで、同じクラスの女子たちと、あんな所でなにやってたんだよ」
「んー? そうだな……」
寺嶋は首を傾げて一番適切な言葉を探す。
「……人生相談、かな」
「はは、なんだそれ」
非常階段を降りて一階の通路を走る。その足取りは、文芸部に立ち寄る前よりも随分と軽くなっていた。
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