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先ず私は、催眠対策をした。ハゲ頭とは別の催眠術の出来る人を探して、催眠にかけられた瞬間催眠は解けるというものだ。


ハゲ頭はあれからも我が物顔でやってくる。

でもあの時のように動けなくされることはなく、私は別の催眠をかけられていた。


お母さんとはただの友達。

○○○するのは当たり前で、気にすることではない。

私はおじさんのことを気に入っている。

自分がバイバイと言って扉を閉めた瞬間今までの記憶は消える。と様々催眠を掛けられた。

だが、その全部は掛けられた瞬間に全部解けている。


だから私はあえて掛かっているフリをして、スキンシップを多めにしたり、食事を振る舞ったり、二人の行為も我慢していつも通りの表情を作って、耐え忍んだ。

復讐への準備を着実に進めるために。


そして三ヶ月後、私の復讐は花を開き始めた。


「どうだ…!…ぐ…ゴハッ…!」

「んっ…あはっ♡ん…ブフッ…!」


二人は行為の途中、唐突に二人は吐瀉物をベッドから仲良く崩れ落ちた。


「ふたりとも苦しい?苦しいよね。大丈夫しばらくしたら楽になるから」

「な、何を…した」

「別に?ただ、いつも二人の食事に少しだけスパイスを加えただけ」


私が盛ったのは毒の粉末。それを致死量にならない程度に少しずつ二人のご飯に入れていた。

それがやっと今日実ったのだ。


「…マ…まさか、ぎみ…催…眠が」

「そうだよ。このアパートにお前が2回目以降来てから私は催眠にかかってない」

「ねぇ?托卵していた二人の悪びれない行為を見ていた時、どんな気持ちだったと思う?」


ハゲ頭は答えない。もう答えられないのかもしらないけど。

知ったことではないけど。


「答えは憎いだよ。自分達だけ幸せそうに過ごして人生を踏み躙られたお父さんや私達は不幸な日々!お前に見せられるフリをするたびに吐き気がした!気持ちが悪い!八つ裂きにしたいって毎回毎回憎悪を増しながら思ってた!こんな奴等にお父さんは人生を壊されたと思ったら悔しかった…」

「…ゆ…」

「私の名前を呼ぶなクソビッチ!!」


クソ女に名前を言われるたびに不愉快だった蕁麻疹もどれだけで続けていたか。もう数えるのも飽きるくらいだ。


「い、いいのかい?き、君のお母さんは…私の」

「催眠に掛かってるからこんな事をしてるんでしょ?だから?」


ハゲ頭は今にも息絶えそうな顔に驚愕の表情を浮かべる。


「次女は拒絶反応、三女はまだ幼いからもしかしたら忘れてしまうかもしれない。あんたらみたいになる可能性摘む必要がある。お父さんが苦しみ続けるのなんて想像したくもない」

「こ…の…」

「私達が幸せになるにはあんたらは邪魔なの」


盛った毒は少しずつ時間をかけて与えた為、警察が調べても何も検出されない。


これでクソ女が消えれば、親権はお父さんに渡るはず。

お父さんが良いと言ってくれるなら、私は全力でお父さんと妹達が幸せになれるようにする。


「……ご…めん…なさい」


クソ女は苦しみながら涙を流して謝った。


「なんで……こん…な事…た…かな」

「隣にいるハゲ頭のせいでだよ。でも、許さないから」


お母さんは美人で優しくて自慢のお母さんだった。

こんなお母さんにいつか私もなりたいと思った。

今ではゴメンだ。


「安心して、あんたが不幸に陥れたお父さんは私達が幸せにするから」

「…そ…」


さよーなら、お母さん。

地獄へ落ちろハゲ頭。














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