21 パワハラ・モラハラに関しての所感 あくまでも私バイアス今日時点

 ほぼ同じものをエブリスタにも。


 2024/02/14(水)23:17 かきはじめ


 本当はこういう文章は別にブログ建てて書くべきなのか、すごく悩んだ。まるっきりの別世界で、やりきれない気持ちというか、ほんのり悪意とか表現するべきなのではないか、とか。

 たまたま、ハラスメント行為で悩まれた方がペコメをくださったことで、あっ……ここのエッセイ使って書きたかったことを書いていいんだーって思った。


 昨年に(関東にある落語家さんで構成される法人格? のうちの、ひとつ)落語協会で、三遊亭某さんがパワハラで訴えられた案件がございました。

 弟子のAさんに対して、暴力的な振舞いをしたということやAさんの振舞いに関して様々な圧力をかけていたということ……Aさんは某師匠から離れたい、という意志を持っていたけれども、肝心のバイオレンス師匠は彼の意志を許さなかったということですかね、ざっくり言うと。入門以来、こんな感じ?

「おまえ! なにしてんの!」

「すみませんすみません」

「すみません、で済むか! バカ野郎!」ボカボカボカ!

「師匠すみません、破門にしてください。それが出来なければ廃業させてください」

「テメエなに言ってんだよ! 辞めたいとか言うんじゃねえよ!」ガシガシボカボカ!

「謝ってきたら許してやるからな!」ガシガシボカボカ!

「黙って殴られときゃあいいんだよ!」ガシガシ以下略。

 Aさん立場ならば破門にしてもらえたら、運がよければ他の噺家に弟子入りできる。廃業、というのは文字通りの意味。

 道端でいきなり殴られる、ちょっとした失敗で丸坊主を命じられるなどなど。あくまでもAさん訴状など報道されている範囲でのバイオレンス師匠の所業でございます。詳細は「落語協会 裁判 パワハラ 三遊亭」とかの単語で検索してもらったらわかるんじゃないのかな。

 訴えられた師匠は普段から「芸の小言よりも私情を優先。弟子が、ちょっとでも自分の気に入らない振舞いがあれば即暴言または暴力」だったらしいですね。あくまでも、わたしがみた情報からですけど。

 で、個人的に驚嘆したのは埼玉ローカルラジオ局の噺家パーソナリティ。

「師匠に何をされても耐えるのが弟子」「弟子に人権はない」「今度Aを、ぶん殴ってやるか」などとSNSで発信。当然の如く炎上。

 他にも訴えられている師匠のお弟子さんが「凄く、やさしい師匠です」だったか、一緒に呑んでいる画像を投稿などなど。

 もしかしたらAさんは「ついつい殴りたくなるようなキャラクター」「誰よりも粗末に扱って構わないと、思われるキャラクター」だったのかもしれないけど。わたしも、そういう部類の人間だから。で、わたしから言われたくないかもだけれども「こちらがどうであれ、相手は『そういう態度』を崩さない」のね。

 先日、某さんの独演会で雑談マクラになっていたんだけど。

「落語協会のパワハラ裁判」話題に出していたのね。

「弟子を殴る師匠は、殴られた弟子が自分こと離れるはずがないと思っている」「だから『辞めます』言われると動揺してしまう」らしいです。どんだけ相手を自己同一視しているのか、それとも弟子というものの解釈は、自分だけの過保護ママなのか。

 いや、師匠も生身の人間であれば過ちもあるし逆に長所もあるでしょう。でも身体的にも、口先でも暴力は絶対に良くない。よくないに決まってる。

 落語界の話を例にとるつもりだったが、結構な分量で長くなってしまった汗。

 わたしって他者からどう見られているかは知らないけど、先にも書いた通りに「どんなに粗雑に扱っても、構わないでしょ?」と思われるタイプみたいでね。傍らにいる人と同じタイミングで同じことをしていても、わたしだけがガミガミネチネチされる。これが本当に我慢できない。

 でも相手は「そんなつもりなかった」「悪気なかった」のひと言で終わり。悪気がなかったら何してもいいんだ? へえ、ものすごい素晴らしい価値観の世界にお住まいなんですねえ、とか思っちゃう。

 男性だったら上司から受けるハラスメント行為に「僻地に異動させてやる」というのもあるよね。ホントに酷い。

 そういう会社って一応は、コンプライアンス窓口とか設けているけれども全くのお飾り程度しか、役に立っていないね。少なくともNTT〇日本では、そうだったよ。当時、お世話になった(色々と話を聞いてくれた)課長には感謝していますけれども......。

 失業保険受給中、面接とか当然だけど職業相談とかネットで仕事探しとかもしてた。そのときのスキマ時間などを使って、離婚やら転職やらの動画を飽きるほど観ていた。

 そのときに、ようやく気付いた。モラハラ、パワハラする側には常套句がある。

「あんたのためだ」

「悪気なかった」

「そんなつもりなかった」

「(こちらの感情や考えが分からない)あなたが悪い」

「(こちらの感情や考えが分からない)あなたはオトナ気がない」

「言い方が悪かっただけだ」

 これらの言葉を少しでもちょっと耳にしただけでも、寒気がする自分になってしまった。しかも相手側はどうしようもなく、こちら側が我慢するように持っていく圧力が凄い。

「あなた一人が我慢すれば世界(職場、家族、なんでもいい)は、上手くいく」

 こんな価値観の人たちのなかで、サンドバック役をするつもりない。もうサンドバックになりたくない。八つ当たり役が割り当てられた人生なんて、まっぴらです。

 明日の出社が憂鬱になるけれども、明日以降のモラ上司や周りの状況を観てから退社や転職を考えるのも遅くないかなって思ってる。


 ほんと。わたしに対して「あなたのため」圧を掛けるヒマがあるなら、本業でのガラガラ空きスケジュールを何とかしようって考えたほうがいいと思うんだけど……。


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