第28話遊ぼう・・・
「お兄ちゃん・・・、遊ぼう。」脳裏に、イヤ脳が反応した! 確かに甲の外部から発せられたものでは無かった。
誰?胸中に問い掛けてみた! ここだよ・・・ここ・・・こ、こ・・・。
謎の声に促される様に一歩一歩、前へ移動した。
やがて・・・爪先が湖面に触れた! 湖畔と水面の鬩ぎ合いに立つ甲!
突然足首を掴まれた! 下方へ目線をやると子供の様な小さな両手が甲の両足首を
掴んで離さなかった!ギリギリと締め付ける!泥にまみれた幼い手は力強く泥濘の直下へ沈み込ませようというのか! 甲の内果や外果がもう! 泥の中まで埋まってしまった!
刹那、「リンバ! もうエエワイな!離してやれ。」しわがれた声はその手を窘めるように 幼い手に言っていた。
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