第72話 外へ
「姿変わらないですね」
「これはモンスターになる呪いのせいじゃなくて、魔力による変容のせいなので」
光魔法の状態異常回復ーーリペアを使った結果、姿が変わらずイマイチ効いているかわからなかったが、本人から訂正が入ったことを考えると効いているようだ。
「ささ旦那様、外に向かいましょう。稲穂、早う、外の空気を吸いとうございます」
「クルーザーがまだ手配してないからまだ外には出れないです」
「いえ大丈夫です。あらかじめ、外の私に手配させていたので」
「段取りがいいですね」
「もうここは懲り懲りですから」
ーーー
「その耳と尻尾はどうします?」
「分身を作ったのと同じ要領で消すことができますから」
そう言うと魔法で耳と尻尾が魔力に覆われて透明になった。
おそらく周りの景色を反射するようにしているのだろう。
分身を使い持続性のある魔法が使えそうなので、定期的に最寄りのダンジョンで貼り直せば大丈夫そうだ。
戦っている途中は魔法でできた幻覚を使ってきたりと器用だったので、他属性魔法使いは色々できて羨ましい限りだ。
ーーー
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