第14話 焼けぼっくいな話

妄想が広がらない。何か同じベクトルに向いてしまいます。

同窓会のあと、もしこうしていたらとか、こう言ってくれたらとか、そんなのばかり。回想と妄想を繰り返します。


~~~~

しばらく飲み食いしてると、佐藤が寄ってきた。

「佐藤、さっき振りだね。その後は・・上達したのかな?」

「ぐっ・・あの時は悪かったと思ってるよ」

「まぁ私の中でも昔の話って事で決着つけてるから、もう気にしないでね」

(あの時、ちゃんと告白やり直してくれたら、私達の関係も違ってたかもね)

「そっか・・。一応あれから精進したから、今なら大丈夫だと思うぜ?」

「何それ・・誘ってるの?」

(私も精進してると思うから、今ならちゃんと気持ち良くなれると思うよ)

「いや、今は嫁さんいるしちゃんと満足させられてる・・と思う」

「まったく、最後までちゃんと自信もって言いなさいよ。情けないなぁ」

(奥さんで自信ついたなら、改めて試してみたくない?)

「お前以外になら言えるんだけどな・・ははは」

「さすがにそこまで傷跡残すつもりはなかったんだけどね。ごめんよ。」

(今の私なら何度もイカされちゃうかもね)

「・・もし、俺が結婚してなかったら、リベンジ付き合ってくれたか?」

「そんな仮定の話はムダね。もっかいヘタクソって言われたいなら考えてあげる」

(奥さんいても、あなたがしたいならいいよ。私もリベンジしてみたいな)

「いや、マジで勘弁してくれ。立ち直れなくなる。」

「奥さんを心配させるような事言わないの。お幸せにね」

(あの時とは違うから、きっと大丈夫)

「へいへい。わかったよ」

(なんで・・誘ってくれないの)

~~~~


だーーー!!

頭の中をこんな妄想がぐるぐる回る。私は佐藤に誘われたかったのかな?エロい事がしたかっただけ?


ゆーちゃんみたいになりたかった。幸せそうでいいなって思った。青春真っ只中の恋を、結婚まで成就させる高橋君とゆーちゃんが羨ましかった。


私もひょっとしたら今頃佐藤と・・佐藤と?

あのお調子者の癖に豆腐メンタルで打たれ弱い佐藤と?

無いな。友達ならいい。高校生の頃とは多少違ってるんだろうけど、佐藤と幸せな家庭を持つとかは想像つかない。


やはりコレは正しい?恋心ではないらしい。

つまり私はエロいシチュエーションになりそうでならなかった事を残念がってる、ただの欲求不満なんだと思う。


さすが淫乱。欲求不満かぁ・・

体力の続く限りソロ活動に励んで、スッキリしちゃいましょう。



「あっ・・あっあっああ!」

すっかり定番のEMS+枕でイキ


「あっあっあっ!だっ!あぁぁぁ!!」

お風呂でディルド2号君を手でぐちゃぐちょ出し入れして潮吹いてイキ


「あん!いぃっ!いく!イク!イっっ!」

ディルド君+騎乗位で腰ふってイキ


「あぁぁぁああぁぁぁああんっ!!」

ディルド君+枕+電マの充電切れるまでエア正常位で動けなくなるイッた




体力尽きました。

へとへとになりました。

また腰砕けでヘタリ込むだろうな。

もうドコも触る気にもならないくらい身体は満足してます。



ただ、誰かとしたいという想いは消えず、くすぶり続けてる気がしました。


心を満たす方法って何だろう。






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