第7話 成果を垣間見る話

おじさんの運転する車がラブホに入る。あの入り口の所にある暖簾みたいなやつ、なんでいやらしく感じるんでしょうね。今からエッチしますって人だけが通るから?他にも理由はあるんでしょうか?


街中からは少し外れにあったラブホは、一階には駐車スペースのみ。車を降りると横にある扉から階段を上る。すると二階のお部屋に行けるという建物でした。ナンバープレートを隠すための衝立も秘密の関係っぽさを演出してるような気がしました。


まずは探検。色々確認したくなります。

室内はベッドが大きいだけで、シンプルで落ち着いた内装でした。ローテーブルとレザーのソファー。通信カラオケ完備。枕元には小物入れがあって、中にコンドームが二つ入ってました。

冷蔵庫のなかは、飲み物を取り出すと料金が掛かるらしい。無料のミネラルウォーター以外に有料でポカリやコーラ、ビールや赤マムシドリンク?などもありました。

トイレはシャワートイレ。広い洗面台には髭剃りやらスキンケア用品が多数。

お風呂場は広く、大人二人が余裕で入れる湯船、あと風船を膨らませたようなマットが壁に立て掛けてありました。ボディソープ、シャンプー、リンス、あとヌルヌルローションまで置いてあります。至れり尽くせり。


落ち着きなく探検する私を放し飼いにして、おじさんは私にひとこと断ってから一服タイム。

風呂場の探索から戻り、ソファの隣に座ってなんとなくテレビの電源を入れたら、おもいっきりAVが流れてきた。


「あ・・・」

テレビの中は、洗面台に手をついて立ちバック。かなり激しい。


『あはは・・・まぁラブホだしね』

「・・ここの洗面台でもできそう」


『やってみたい?』

「・・やって欲しいかも」


『風呂、一緒に入ろっか』

「・・・うん」


湯船にお湯を張りにいくと、おじさんもついてきて・・捕まった。


そこからは、とにかくお互いにしたい事をした。

抱き締められて、キスされて、揉まれて、脱がされて、イジられて、イカされた。


お湯がたまったら一緒に浸かり、身体を洗いあい、マットを敷いて倒れこみ、ローションを塗り、塗られ、シックスナインの体勢で舐めあい、お口で咥え、手コキでおじさんを初めてイカせたら、二本の指を入れられ、潮を噴き出すまでイカされた。


シャワーを浴びてヌルヌルを流し、謎のエロさが漂うガウンをまとって部屋で小休止。私は水分補給とおじさんは一服タイム。


『すっげー気持ち良かった』

「わたしもです」

『いわゆる本番行為無しの風俗とかってこんな感じだろうな』

「イッちゃったから、これで満足ってことですか?」

『まだ元気だよ。魅力的なパートナーのおかげ』

「魅力・・ちょっと嬉しいです」

『もう続けていい?』

「・・はい(チュッ)」

ハイライトの匂いがする。

「タバコで、キスがちょっと辛口です」

『すまん、俺には蕩けるほど甘いよ』


抱き締められ、キスを繰り返しながらベッドへと移る。ガウンを脱がされ、押し倒され、キスと一緒に身体中を愛撫される。

私もおじさんのモノに触れ、ゆっくりと撫でていると、熱く、固くなった。

ちょっと離れておじさんがゴムの取り付け。作業完了と同時に覆い被さってくる。

二回ほど軽く出入りしたあと、ゆっくりと、でも躊躇いなく奥まで入ってきた。


「あっ・・熱いです」

『俺もここまで元気なのは超久しぶり』


「久しぶりかぁ・・初めてじゃないのは残念かな」

『十年以上振りなんだけどね』

「それなら許すかも」


『その・・キツいよ』

「余計な事を言っちゃいましたか?」

『そうじゃなくて・・ナカ、俺史上最高に締め付けてくる』

「それは、その・・」

『もう黙って、動くよ』


じわじわと早くなり、リズミカルな動きが私の思考を奪う。黙れと言われても、動きに合わせて喘ぎ声が止められない。


「あっんっあっあっんっ」


『起こすから掴まって』

おじさんの首に手を回し、引き起こされて対面座位に。しばらくそのままキスをして、抱き締められる。動きは緩やかだけど密着度がすごくて、求められている感覚が高まる。


「んっ・・チュッ・・あんっ」


今度はおじさんが背後に倒れて騎乗位に。両方の乳房を掴まれ、上体を反らされる。自分の体重が掛かり奥まで突き刺さる。


「んんっ!・・はっ・・んっ」


『好きに動いてみていいよ』


大好きなクリを擦り付けるように腰を前後させる。出し入れせず、奥に押し当てたままグリグリする。中も外も気持ち良くて、そのままイキたくなる。それを狙っていたかのように乳首を両方つまみ上げられる。

子宮口、Gスポット、クリ、両乳首の五ヶ所同時攻撃に即時白旗をあげた。


「あっ!あっ!あぁぁぁ!!あっ!んっ!うっ!ぐっ!はぅ!」

最強と思われる快感で身体の痙攣が収まらない。まるでそれぞれの弱点で交互に絶頂するかのように、イキッぱなしになる。


『ちょっ・・まった!やべっ!あ!』



何とか落ち着きを取り戻すと、おじさんもイッていた。ゴム取って再び小休止。


『ヤバ過ぎ。搾りとられた。』

・・だ、そうで。あの状態の時、私のナカはどうなってるんだろう?セックスしたことはあるけど、相手にここまで言われたのは初めて。男性からの高評価だろうから悪い気はしないけど納得できない何かが引っ掛かる。


「その、めちゃくちゃ良かった、です」

『俺も。ある意味大満足。』


「そっかぁ・・・。シャワー浴びますか?」

『その、約束果たしてないけど』

「約束?」

『洗面台で後ろから』

「あっ・・・」


『元気にしてくれる?』

「頑張ってみます」


おじさんの大きいけど固さを失っているモノを握り、咥え、舐める。お口のなかで次第に固さを増していくのが嬉しくなる。


ゴムを手にしたおじさんと洗面台へと移動。私が鏡に向かって手をつくと、復活したモノが押し当てられ、ヌヌっと入ってきた。

背後からの挿入で、さっきとは別な当たりかたをするのも気持ちいい。目を開けると蕩けた表情の自分が見えてしまい、なんとも恥ずかしい。


パンパンとお尻の肉が弾ける音が響く。そのリズムが早くなり、私は先に限界を迎えた。

絶頂に身体がピクピクする。腰を掴んでいたおじさんの手が胸に伸びて乳首を摘まむ。今度はクリ以外の四ヵ所同時刺激がきて



『あ!また締まってきた!』


切羽詰まった快感の中、分かった気がした。






最近、乳首弄りながら何してた?

鍛えられてるのは腹筋だけ?





もうイカされると思った辺りから、全力で腹筋固めてみた。


『うぉ!掴まれた!』


妙な達成感も感じながら、おじさんと一緒に絶頂を迎えた。

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