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 グーグル先生も裸足はだしで逃げ出しそうな検索履歴。ここ数日の、悪あがき。

 私はここに『子どもを守る仕事』と加えた。

 スマホを駆使した将来の夢探しに飽き飽きしていた私は、半ば惰性だせいで、表示された検索結果の一つ目のリンクをタップする。

『児童福祉司ってどんな仕事?』というタイトルのサイト。

[児童福祉司とは、子どもの福祉についての相談に応じて、調査・支援・指導をします]

 一文目ではピンとこなかったので、スクロールして読み進めた。

 スクロールバーが小さい。とても長いページなんだ。

 いつもなら、文字の多いサイトはすぐに読むのをやめてしまう私だけど、今回は何だかやけに気になって画面をスライドした。

 何度か画面を上下に行ったり来たりしているうちに、聞き覚えのある言葉を見つけた。

『虐待の通告・相談を受理』

 ――ふと店長の声が思い出された。

「児童相談所に通報」

 通報って言葉におっかなびっくりしてたけど、なるほどあのときはこの『児童相談所』ってとこに、『虐待されてるかもしれない子どもがいます』って相談していたってことか。

 翔くんの家に、この『児童福祉司』がかけつけて、翔くんと、翔くんのお母さんに手を差し伸べた。それで、翔くん親子の関係が、前に進んだ。

 人の家の事情は踏み込んではいけない、みたいな暗黙のルールが大人の世界にはあるんだと思っていた私には、結構な衝撃。こんな仕事もあるんだ。

 ふと一つの考えが頭を駆け巡って、私はまた、グーグル先生に質問を投げる。

[児童福祉司 なり方]

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