裏切り者
春風
第1話 ゲームの始まり
高校2年生になった茅ヶ崎春乃は、幼馴染の八坂雄太郎とともに小さなショッピングモールに出かけていた。
今は洋服を選んでいる。
「ねぇ雄太郎どっちが似合う?」
春乃は赤の洋服と黒の洋服を雄太郎に見せた。
「赤か、黒か...。黒の方が似合うと思うよ」
「じゃあ赤にする!」
「なんで聞いたんだ!?」
雄太郎は困惑しつつ、店を出た。
春乃は会計をしているので、雄太郎は店前で携帯を見ていた。
「ばぁ!」
春乃が驚かせてきた。雄太郎は、びっくりした。
「もー、いきなり大きな声出さないでよ」
「ごめんって」
雄太郎は、春乃を可愛いなぁと思いながら話し始めた。
「次どうする?」
春乃は少し考えてから答えた。
「もう帰ろうかな!」
雄太郎は、「そうだね」といい、出口へ歩いて行った。
その時だ
「ドカーン!!」「パリン、パリン」
爆発音と共にガラスも割れる音が聞こえた。
上を見るとガラスが降ってきていた。
「春乃!」といい、春乃を遠くへ押した。
春乃は、倒れたがすぐ起き上がり、「雄太郎!」と呼んだ。
すると後ろから、「俺は無事だ。」と聞こえた。
春乃と雄太郎は、合流した。
出口から外にでようとしたが、鍵が閉まっていて開かない。
しばらく待っていると、館内放送が流れた。「ピンポンパンポン ご来館のみなさま、至急インフォメーション前まで、お越しください。」
春乃と雄太郎は、すぐに向かった。
そこには、ライフルのようなものを持った男達10人くらいの人がいた。
その男たちを前に、カップルや、子連れの夫婦、さらには子供の軍団など、計100人以上いた。泣いている声や、怒ってる声が所々から聞こえる中、ライフルを持った男のリーダー的存在が、話始めた。「みなさん、こんにちは。私たちは、シガラキ組です。今日は、この小さなショッピングモールで、皆さんにゲームをしてもらいたく爆発させました。」
「ゲーム?ふざけんなぁ!」と雄太郎が言った。
「おっと...?そんな言葉使いしてると、殺しますよ。」
雄太郎は、何も言えなくなった。
そして男が話し始めた
「では、ゲームのルール説明をします。ゲームは、5種類行われます。5種類のゲームをクリアしたものだけ外に出ることができます。」
すると雄太郎が、「クリアできなかった人は?」
男が答えた「死にます」
客、全員からどよめきが聞こえた。それと共に泣き声や怒鳴り声などが、聞こえる。
「では、第一ゲームの内容を発表します。第一ゲーム、空飛ぶ風船割りゲーム!ルールは簡単、今から配るボウガンで、風船を割ってもらいます。全員で全ての風船を割ってくださいね。あっそれと、皆様の中に裏切り者が、潜んでいます。ゲームの邪魔をするので探してみてください。」
男はニヤリと笑った。
男たちは客にボウガンを配った。
「それでは...第一ゲームスタート!」
ゲームが始まり、春乃は雄太郎と共に風船を探しにいった。
春乃はドキドキしながら、「絶対生き残ってやる」と決意した。
裏切り者 春風 @harukazechan
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