第13話


 「優さん、おはようございます」


「カ・・・カキさんお・・・おはようございます」


「フフ、私に照れて居るんですか?」


 「い、いえあの、そ、それもありますが」


「あんなに強いのに、こんな面も一面もあるんですね。」


「いい、いえ、あれは自分の力で得たのではなく、あとつい最近えたので、僕もまだ慣れてないですし、あのその」



 私は優くんを起こそうと思ったけど、先にカキさんに起こされてしまっていた。しかもカキさんは笑顔で幸せそう。優くんもまるで付き合って最初の頃みたい。



「優くん、おはよう」


「うん、」


そして、私にはリアクションが薄い。あきらに差がある。


「お兄ちゃん、おはよう!!」


「おはよう、カイちゃん」


妹ちゃんの方がよっぽど私より笑顔だ。


そして、この後のご飯もカキさんが作っておりますます私の立場が危うくなって居る。


ーーーーー


「いってらっしゃい」


「いってきます、カキさん、カイちゃん」


挨拶まで、ますます私の立場が取られている。

私が行っても、「うん」だけだったのに、

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