2章 5話

3000年前​───────



「....。」

あれ? なんで俺寝てるんだっけ...


てか、眩しくて何も見えない...

しかも、枕まで...


って、え?

あるわけないよな、よく考えりゃ


え、ちょっと待って

本当に今、どういう状況...!?


理解が追いつかない..


どうにか、体を動かして

周りの状況を把握しようとするが

やっぱり、体が寝ぼけてるからか

何もわからない


「んっ...」

強引に体を動かそうと

頭を思いっきり上へ動かす


「痛っ!?」


な、な...何にぶつかった!?


見えない敵と戦ってる気分になって..

いや、この例え...間違ってないかも


本当に、どうしちゃったんだ?

俺は....



​───────

「ネ!! アマネ!​───────」


アメリア...?

今度はどこから声が...?


あぁ、もう現状把握ができない

どうなってんだよ、これ


「ねぇ! 大丈夫?」


今度は割とハッキリ声が聞こえる


「アメリア!!」


やっと、アメリアを見つけ...?


あれ?

アメリアの顔、近くない?


しかも、顔真っ赤だし


「ど、どうした?」


「もう元気になったのね?」


「あ、うん おかげさまで...」


え? 俺なんかしたか?

ちょっと機嫌が悪くない?


「時間押してるんだから、元気になったなら行くわよ」


とか言いながら、全然顔を合わせず

歩き出してしまう


「あ、ちょっとー...!!!」






本当に何だったんだ...

謎に謎が重なって...訳がわからない...




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