第6話 〜謎新組織と能力測定その5〜
〜ゲーム中〜
鳥海 俺が最強ダァ!!!
葉月 (人格変わってるけど多分弱いなこのパターン、一気につめて水球体でやるか。)
鳥海 むかってきたなぁ、おれのちからをとくとおもいしれ!って、(水がわいてきた!これ避けようがないやん、あれ、俺、ここで出番終了??え、やめてよ、俺開始十秒ぐらいしか経ってないんですけど!!能力出してないんですけど!?)
葉月 何がずっとうるさいやつだなw心の中までうるさそう。でももうすぐ
鳥海 (うっ、無理...)
葉月 静かになった、うん。
〜ゲーム終了〜
鳥海 全勝中なのかよーがぁちぃ!?
葉月 いや、結構知ってる人いるから噂になって耳にしてるかと...
鳥海 まあでも確かに強いな!ガッハッハ!
葉月 おお、おう。じゃあね
鳥海 じゃーねー
葉月 なんか初めから最後までうるさかったな。次は凛音か
木倉 よお
葉月 やあ
木倉 お前さ、統一会の話って、聞いたか?俺はさっき聞いた
葉月 僕もある程度はね。
木倉 そうか、聞いてるんだったらいいや
葉月 ?
木倉 まあ、始めようぜ
葉月 うん?(なんかあるのかな?有益な情報だったら聞きたかったんだけど、、まあ後ででいいか、今は戦いに集中!)
〜ゲーム開始〜
木倉 (捻りのないのが俺のスキル、隠し通すのは無理だな。噂によるとこいつ全勝らしいし、連戦で最強と戦わせるなよなクソが、結とは違った最強なんだろうから、少しずつ調べてくか)
葉月 (なかなかスキルを出さないな、ならこっちからいくか、水カッターを!)ふぅっ!
木倉 (水属性の鋭い攻撃が来た!追跡型に近いか、ならすかさずスキルを出すしかないな)くるか、なら、これが俺のスキルだ!(まずはこれで空を飛ぶ!!)
葉月 槍!?(空を飛ばれた!槍使いとなると、上から大量の槍が降ってくる可能性があるな、水じゃ、防げそうにないな。なら氷でだ!)
〜氷が彩斗の頭上に出現した〜
木倉 (なに、俺が空から槍を撃ち下ろそうとしてることがバレた!?守られたな、、、氷に、、どうする、、)
葉月 (氷で守ったのはいいものの、これじゃ冷戦状態だな、、、何か手はないのかな....)
木倉 (彩斗も多分こっちが見えてないから何が起こってるのがわからなくて手が出せないのか....待ってても一向に進まなそうだな、、、そうか、それを利用して氷が張られてる周りを囲めばいいんだ!逃げられないように、かつ攻撃できないようにさせてからなら、解除の仕方によっては攻撃が入るかもしれない!
葉月 (隙間から微かに見える...氷の周りに、、槍が囲むようにして現れた?、、、!!しまった、、逃げられないようにするつもりか!)
木倉 おっけー、これで彩斗も動けないでしょ。この取り囲んだ槍が氷を解除した瞬間、全方位からお前に送り込めば、流石のお前も危ないんじゃないか!?
葉月 (やべー、全くその通りなんですけど。。。流石に氷の壁を追加で作ったところで破壊されてグサだな。やばいな、新たなピンチが、、、)
木倉 無数の槍で、お前を殺す!!考える時間なんて与えないわ!!!解除!
葉月 (くるっ!!多分壁も壊される!!なら、なんとかして逃げるしかない!!!)くっ!!!
木倉 いくら避けても追跡してくるぞ!お前の体力が切れた時が最後だ!(このまま行ったら勝てるか...)
葉月 (やばい、考えないと、距離を詰めたい。でも詰めれば詰めるほど槍が多くなる。かと言ってこの状態も長くは持たない、、、そうか、わかった。槍が氷を壊すのはスピードがあるから、、なら加藤くん見たく側面から氷を張れば剣ちゃんを固定した時のように止めることができるのかもしれない!!やるしかないんだ!!)
木倉 氷でひとつづつ槍を固定し始めたか、でもそんなことしても体力切れまでには終わらないんじゃない!?
葉月 確かにひとつずつ固定してるさ、でもそれは初めだけだよ!
木倉 何!?凍った槍同士の間を通る槍が掴むようにして凍らされているだと!?
葉月 (槍を止めた氷に冷気を出させ、スピードのある槍が冷気を素早く動かすことで冷気が氷とつながり、次第に捕まったようにして凍らせ、その氷から冷気を出させるというトラップを作れた!!!)どうよ!この発想力の塊は!!!!(なんとかしてやった!!)
木倉 (まずい、一気に近づいてきた!でもまだ10メートル、ここなら槍で妨害ぐらいは!)
葉月 10メートルもあれば凛音から放たれる槍も地面と固定できるさ!
木倉 くっ、(壁を壊す勢いも側面から止められたらなんのしようもねーに決まってんだろ!とはいえまずいな、)
葉月 (後5メートルちょい、)
木倉 (いや、槍で一旦距離を、、、だめだ、凍らされる気がする、、、なら俺が槍で直接持って攻撃をするしか、ない!)
葉月 (ここならいける!)いけ、水球体!!!
木倉 うお!?(なんだこの技...くっそ、こいつ、水が使えたんだ......完全に忘れていた、、、脱出は、不可能そうだ。これは、、完敗だな.....)
葉月 あーー、やばい、過去一疲れた、、でも、、勝ったっぽいな、、よかったーーー、、、
〜ゲーム終了〜
木倉 はぁ、負けだよ、完全に詰んでたもん
葉月 でも凛音のおかげで新しい技ができたよ!
木倉 おう、なんか最後らへん妙に涼しくなったもんなw
葉月 うんwありがとね!
木倉 あ、そうだ、
葉月 なに?
木倉 俺さ、この感じだと、統一会、入れそうにないんだわ、
葉月 え、なんでよ、めっちゃ強かったよ?
木倉 実は俺さ、既に5回負けてんだよね。
葉月 そんなに!?
木倉 彩斗はたまたま上を塞いでたから周りが囲えて追い詰められるぐらいまではできたけど、他はそうはいかなかったんだ。それに関連付けるんだが、統一会についてなんだけど、メンバー構成って知ってるか?
葉月 学校の三年の主戦力約20人が入れるとは聞いたよ。
木倉 ああ、大体ひとクラス3から7人って言われててな、大体のクラスが5人らへんに落ち着くって計算らしいんだ。その決め方はやっぱり何回負けたからしい。彩斗なら全勝中だし、入れるだろう。
葉月 それは嬉しいことなんだろうけどさ、5人らへんに落ち着くって、なんか計算と違くない?
木倉 そう、残りは"生徒会の四人"なんだ
葉月 生徒会、か、、、
木倉 どうやら生徒会の部類の人たちは何故か全員能力が他に比べても長けているんだそうだ。
葉月 そうなのか、知らなかったわ。有益な情報ありがとうね!
木倉 有益になったんだったら良かった、じゃあ俺は次の試合があるから、じゃあな!
葉月 ありがとー!ばーい!
葉月 さて、残すも後数人かな?次は、時太か、、今まで戦ってきた中でもやっぱり男が強いって印象だなー。やっぱ時太もかなー、、、
灰白 よお、さっきぶり
葉月 よお、今何敗?
灰白 ストレートにいうじゃん。まあいいや、今んとこ2敗かなー
葉月 (このままで行くと、やっぱ剣ちゃんと結よなー、やっぱ結も全勝くさいなー、剣ちゃんが負けてるっぽいからこりゃ仕方ないなー)そうなんだ。
灰白 彩斗も聞き飽きただろうけどさ、全勝なんだってね。おれもそれに並びたかったよ。でもなんかチート系多くない?
葉月 確かに剣ちゃんの能力はチートに近かったよ。なんとかギリって感じだったし。
灰白 そうだったのか。まあでもそのチート能力に勝ったなら彩斗もチートなんだろうね。まあでもここで負けたら統一会も厳しいし、負けるわけにはいかないんだよな。
葉月 そうなのか、、、
灰白 俺はこの一戦がこの後の人生に大きく関わると思っている。でも彩斗も手加減はしないで全力でかかってきて!!
葉月 もちろん!悪気はないけど、殺す気で行くから!(ほんとは時太には降参してもらいたいけどなー、あんま殺したくないし...まあ、男同志の勝負に二言はないかな、いくか!)
〜ゲーム開始〜
灰白 (能力を使うのは彩斗がもう少し近づいてから。遠距離だったら詰みなんだけど、どうだろうな)
葉月 (時太は動かないな、慎重なのか、それとも中距離か?でも攻撃は来ないから何か戦略があるのか、、、氷の射程ぎりぎりの10メートルで攻撃をしてみるか)
灰白 (うーん、最低でも10メートルはほしい、、じゃないと殺すのは厳しいな)
葉月 (本当に何も来ないな、射程距離まで3.....2......1.....)
二人(10メートル切った!!)
葉月 (氷を地面から棘状にっ.....って......消えた!?)
灰白 (やっぱ初見じゃ困るよな、今のうちに20本一気に!!!)
葉月 (後ろから殺気っ!?ナイフがめっちゃ飛んできてる!氷の壁で一気にガード!!)ナイフ使いか!!
灰白 (氷の壁で守られたか、でも壁を作ったことで油断してる隙に!!)
葉月 (なんで後ろからナイフが.....でも時太の姿はないぞ?)
灰白 (今なら当たる!!!)こっちだよ!!
葉月 何!?(前に再び現れた!?ってかこの距離じゃ壁作ってもナイフが当たる!?)ぐはっ!......脇腹に......(やばい、かなりまずい、、、)
灰白 (よし!不意をついた今なら勝てるぞ!!)
葉月 (さっきからなんなんだ、相馬とは違った方法で瞬間移動しているとしか思えない。ナイフは一直線に来るから操縦型でないと考えたら、やっぱり時でも止めてるんじゃ....いや、そうとしか考えられないな。でもそれがわかったところでどうするか。これは、初めて攻撃をモロに喰らったからわかる。かなりまずい、これは、、、このままだと、、勝てる気がしない、、、なら、、!!)
灰白 (時間よ止まれ!!!)
灰白 彩斗は俺が時を止められるって気付いたかな、、発想力の観点からすればあり得るな.....おそらくこのような状況を何度も経験して、その度に何か解決策を導き出せているからこそ、全勝中なんだ....でもね、彩斗が動くことすらできない今、動けるのは俺だけ。だからここでありったけのナイフを飛ばす!!ナイフの軌道を変えたりすることはできないけど、逃げられないように円形にして....!!!!!時を動かす!!!)
葉月 何ーーー!?!?(これは確定でくらう!!この状況、どうすればいけるんだ?((色分離という難度の高い技はどうでしょう。))色分離、何それ?まず分離ってどうやってやんのさ....((やり方は右手に一つの色、左手にまた別の色を出して、混ざらないようにすればいいんですよ))うん、全っ前何言ってるかわかんない。他はなんかあるの?((じゃあ風化はどうでしょう、風化とは...))とりあえずなんでもいいからはやくしてくれ、僕真面目に死ぬから!w((まあ、簡単に言えば緑に2回白を混ぜると、風化現象が発動します。そうすると、いわゆるゴースト化と同じように物理攻撃が効かなくなります。))え、それ初めに言って欲しかった!まあやってみる!)間に合えよッ!!!((自分で開拓する予定では...))(うるせっ!)
灰白 流石にやりすぎちゃった....ナイフが散らばりすぎて原型すら見当たらないな...でも、勝った!!これで行けるかも.....
葉月 (ちなみにさ、風化した時って相手は自分のこと見えるの?((一応見ることは可能ですが、風と一体化しているのでかなり見えにくい状態です。))
へー、じゃあさ、赤とか黄色とかに2回白足した場合は?((それも同じように風化現象がおきて、かなり見えにくい炎が打てたり、また、風化をする人物への攻撃が可能になります。))へー、でもまあこれは流石に卑怯かな.....)降参するわ。(風化は解除しとくか)
灰白 えっ!?なんで生きて、、、しかもいま、降参って、、、
葉月 確かに正々堂々勝負をしたけど、でも、流石にこれはダメかなって思ったから。つまり、全力で倒すってことに違反した気がしたんだ。これはつまんない。
灰白 え、なんでよ。このナイフの弾幕からどうやって抜け出しかのかはわからないけど、俺だって逆の立場にいたら脱出できるならしてたよ!
葉月 いや、僕は自分の能力を頼りすぎた。本物の殺し合いならともかく、ただの遊びの範囲内で使っちゃいけないと思ったからさ。ただ自分が死ぬのがヤダってのもあるけど、それで勝とうとは思えなかっただけだしね。正直、勝ったとしても罪悪感が過去一でやばそうだし
灰白 だからって、、、そんなこと.......
葉月 ほら、いわゆるスポーツマンシップにのっとって、だからさ。
校長 ゲーム終了、ですね。
灰白 試合にはかっちゃったけど、実力だったらどっちが強いかわからない。そして、この一試合はお互いの本気のぶつかり合いじゃない。
葉月 わかってる。でも、これからは敵とじゃなくて、味方として戦うことになる。お互いの弱点や強さが曖昧で決着がついたからこそ、今後、お互いがお互いをよく見てこの学校の人たち全員と一緒に頑張ろう!
灰白 もちろん。じゃあ、一旦さよならだね。
葉月 うん。最後まで気を抜かないでね!
灰白 当たり前だって!!
葉月 じゃあね!
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