第5話 〜謎新組織と能力測定その4〜
〜移動中〜
葉月 次は、剣ちゃんか。結、剣ちゃん、、、なんか雲行きが怪しいなぁ。流石に加藤くんの攻撃に対して僕死にかけてんのにそれを二人は倒したのか、もしかしたら僕より強い可能性もあるな、、、うわぁーやだなぁ、次鶴ちゃんだし、、、なんか普段の生活の中で能力の強さと関係あるやつってないのかなぁ?一応想像力は当てはまるっぽいけど、、あー、剣ちゃん頭いいもんなぁ。そういうことかー、、、あ、やばいついちゃうw
伊集院 やあ彩斗くん
彩斗 やあ剣ちゃん、聞いたよ。今んとこ全勝だって?
伊集院 いや、実はさっきの試合で負けちゃってさー、いやー、あれは勝てないよー
彩斗 (結のことだよな、どんだけだよあいつ、ますます怖くなってきたな)そうだとしてもまだ一回しか負けてないんじゃん!ふつうにすごいよ!
伊集院 お世辞はいいってwだって君こそ全勝中でしょ?
葉月 でも正直まだ結とかと戦ってないから運がいいだけだよー
伊集院 でも、僕と戦ったらわかるんじゃないかな、どっちが強いのか、それと、結に関してもね。
葉月 まあそうか、どっちにしろ避けられないし、、覚悟を決めるか、じゃあ行くよ!
伊集院 こっちこそ!
〜ゲーム開始〜
葉月 (近づくの怖いけどやるしかないか、いやでも待てよ、氷なら広範囲で打てるんじゃないか?氷を地面から棘状にして出す感じで、、)
伊集院 ((下から氷接近、対氷の剣を生成します))(下からね、まずは飛ぶっ!)
葉月 (よまれた!解析者か!それにしても有能すぎるな((おい))あ、ごめん。でも予知までできるか?)
伊集院 君は、氷の使いなんだね。良かった。僕は火属性を兼ね備えた剣なんだ、相性が悪かったね、彩斗くんッ!!(正直僕は彩斗くんの戦いぶりを見れなかった。だからこそ能力を先に出してくれたのはありがたい...)
葉月 (向かってきた!炎の剣か、、水に切り替えるのはアリだけどなんかやばい気がする。水が負けるとかじゃなくて、、そもそもあの口調からすると、僕が水使いってこと知らなそうだし....僕は剣ちゃんの戦いを一度も見たことがないからこそ戦術はわからないけど、、とりあえず氷でギリギリまで続けてみたら、何かわかるかも。)くるなら壁をッ!
伊集院 僕の剣なら、こんな壁すぐに壊せるよっ!!
葉月 っ!(そりゃそうか、なら錫谷戦での錫谷見たく氷を氷柱状にして撃ったらどうなる?)これならどうよ!
伊集院 だから言ったでしょ、氷柱なんて簡単に切れる、無意味だよ!
葉月 (簡単に切られてく捌くスピードが速い...なら水球体を作る隙をなんとかして作り出したい。加藤くんの様に近づかれた時に水の壁を作って、剣を無効化した瞬間にやるか?いや、、、、)くっそ、なら逆にそっちに行ってやる!
伊集院 !?(なんで向かってきた?何か作戦があるとしか思えない、何も考えず突進してくるのが全勝中の人のやることとは思えない、どう思う、炎の結界を作るべきか?((何か炎に対する耐性があると考えます。なのでここは炎に対して効果がある水や岩などがくるとふんで属性を変えることをお勧めします))なるほど、氷使いなら液体状にできると考えて水が来る可能性が高いな、なら、電気の剣を直ちに作り替えて!((はい、、完了しました))ナイス、これでっ!!!)うおおおおぉぉぉぉっっ!!!!
葉月 (やっぱりだ、剣ちゃんは頭がいいだけじゃない。そして剣自体にも何かがある、色も少しだけど変わった。炎に対抗するものがあるって思ったから剣の種類を変えたのか。この距離ではもう変更する時間はない。でもこの一瞬で確かめることができた時点で....)
伊集院 何っ!?(出てきたのは水じゃないっ!!!)氷だーーーー!?!?
葉月 動かさないよ!(周囲から四肢を固定する氷をっ!)
伊集院 うっ、(剣、僕の周りの氷を溶かせる?((氷に対し強い炎を再び生成します、、完了、救助に向かいます))ありが、)
葉月 やっぱり剣自我あるじゃねーか!溶かさねーよ!!
伊集院 剣も凍らされたか、、、((移動不可能です。すみません))(流石に無理か、、)
葉月 剣がないおかげと、四肢を動かせなくしたおかげでなんとか行けたよ、(水は黙っておくか、まあどうせバレてるだろうけど)もう戦う必要はないから、降参してくれた方がこっち的にも嬉しい。
伊集院 ああ、もちろん、本当は抵抗できると思ったけど、剣も見破られたらもうなすすべないな。四肢も凍らされてるからどっちにせよそうするつもりだったよ。降参です、校長
校長 わかりました。
〜ゲーム終了〜
伊集院 いやー、負けちゃったな。見破られるとは思わなかったよ、流石に誰にもバレてなかったのになぁ、、
葉月 なんか剣ちゃんの行動が何も迷ってないみたいな動き方だっただから、剣が自我を持ってるって考えでいくと初めに相性が良かったのは計画的なものだと思ったからね。(相馬の話のおかげでもあったかも。なんだかんだ助かったなー)
伊集院 完敗じゃん、でも君、おそらく水使えるでしょ。
葉月 やっぱりバレてたか、最後ギリギリで電気に変わったからやっぱり液体化で水ってなるとふんだのかってなったもん。まあほんとに使えるし、初めはつめてギリギリで水を撃とうか迷ったけど、自我持ってんなら変えなくてもなんとかなるって思ってね
伊集院 そりゃあ全勝なわけだw
葉月 まあ運が良かっただけだよw
〜音楽室前〜
伊集院 そういえばさ、僕って"統一会"の重要候補者の一人なんだけど、僕倒してこれまでで全勝なら、彩斗くんもいけるんじゃない?
葉月 えっ、、(統一会、さっきからちらほら出てる話題だけど、なんなんだ、、、聞いてみるが吉か...)そのさ、統一会って、何?
伊集院 聞いてなかったのか、、統一会っていうのは、学校の三年生の主戦力約20人を集めたグループなんだ。
葉月 そんなことして何になるの?
伊集院 能力が全人類に付与された今、世界で混乱が生じている。死刑囚や善良であった市民が、その力を持ったということに感化され、悪に染まっていってるんだ。それを阻止するために僕らが戦うんだけど、その中心メンバーが統一会なんだ。
葉月 でもそれって命に関わるんじゃないの?親が心配するっていう人もそうだし.....
伊集院 それが逆なんだ。僕は候補者としてこの総当たり戦が始まる前に教えてもらったけど、親が子を殺すと言ったような事件や政治家が一般市民を殺すと言ったようなものが数分で何百件も届いたんだ。
葉月 なんでそんなことが....
伊集院 元々、平和や調和は警察や政治などによって守られていた。でも能力さえあれば、使い方によっては今までよりも死者が増え、警察の手に負えなくなって、取り締まりがなくなった今、みんながやりたい放題やってるんだ。正義も味方もやがて悪に染まっていく、校長は、世界がこうなったのには何かしら原因となる人物がいるのではないかと考察している、それも踏まえて、秩序を乱す、僕らに危害を加えるものは殺しても構わない、そう言ってた。
葉月 そっか、今はもう家すら危ないってことなのか、、、でも校長ならスキルのドミネートで学校は守れるってことか、、、
伊集院 そうなんだけど、校長がドミネートを発動させるのにはデメリットもあるんだ。
葉月 デメリット?
伊集院 校長は自分の能力をあまり長い間維持できないということなんだ。
葉月 じゃあ今はなんで維持できてるの?
伊集院 それは1人の教員のスロースキルのおかげだよ、それで発動時間は約三分の一まで減らせてるらしい。でも現実世界だと効果は一日三時間が限界らしい。多分能力がチートすぎて大幅に体力を持ってかれるんだろうね。
葉月 空間を支配だから、仕方ないか。。
伊集院 3時間を除いた残りの21時間は基本的に生徒大量虐殺を目論む願望がある人や恨みのある人が学校に押し寄せる危険があるから、統一会のメンバーに加えて、相手の能力に有利な能力を持った生徒を出陣させ、必ず校内に校長や先生を含めた、学校全体の80人以上は残っていないといけないんだ。
葉月 ドミネートの効果がきれてる校長を殺すのを防ぐための護衛ってこと?
伊集院 まあ、そういうことになるね。でも詳しくは統一会に入ったら、もっと有益な情報が得られるんだと思うよ。
葉月 そうなのか、、なんか色々教えてもらってありがとう!
伊集院 長話になっちゃったね、じゃあまた後でね!
葉月 うんばいばーい!
葉月(なるほど、めっちゃ一気に情報がきたな。でもこうして話されるとやっぱり校長のドミネートって、敵になったら厄介な能力だよな....そりゃあ殺しにくる可能性もあるわけか。いつ能力がバレるかわからない今はやっぱり僕みたいに能力を隠してる方が得策ってことか、、、、、さぁて、残りの試合も全部勝つか、結のことも心配だけど統一会も気になるところだなー。まあ、今はぼちぼち戦ってくか。)
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