第7話
柴田は光輝の先端にチュッと口づけた。そして、手で光輝のものを包んで上下に扱き上げる。
「あっ……あぁっ……ん……」
光輝は堪えようとしても声が出てしまうようだった。彼の可愛い反応を見て、柴田は口淫を開始した。ずっしりとしたそれは柴田の口には余りそうだったが、一心不乱にしゃぶる。
『なかなかに美味いな……』
そんなことを考えながら味わい続けていると、口の中のものは熱さと重量をより増していく。光輝の限界も近いかもしれない。
気付いたら、柴田のものもまた元気を取り戻している。
『俺もそろそろ……』
そう考えていたら、光輝が「うっ……」と短く呻き柴田の口内で達した。柴田は光輝が放ったものを飲み下し、手に付着したものも拭った。自身の愛撫がそんなに気持ち良かったのかと思いつつ光輝の顔を見ると、彼は顔を紅潮させながら涙を流していた。その姿を見て、柴田はギョっとする。
「何だお前、どうしたんだよ」
柄にもなく、柴田は狼狽えた。これまで様々な男たちを弄んできたが、泣かれたことはあまりない。男たちは、美貌の柴田に相手をされて満更でもなかったということかもしれない。
「恥ずかしくて……あと……頭の中がゴチャゴチャなんだよ……俺……」
最初は徹底して光輝を食い尽くそうと思っていたが、涙に濡れる光輝を見て、心の熱が冷めていくようだ。
「ふぅ……悪かったよ。それじゃ、やめようか」
柴田が終わりにしようとすると、光輝がガバっと起き上がる。
「待ってよ!そ……それ、どうすんだよ……」
光輝が指さした先には、半勃ちになったままの柴田自身があった。
「……」
このままでは帰れないため、風呂かトイレででも抜こうかと考えたが……。
「いい、よ……俺に挿れたいんだろ?来てよ、こっちに」
何を考えているのか、光輝は自分から誘ってきた。嫌だったのではないのか。
「お前……」
「いいから!早く」
そう言う光輝の顔は耳まで真っ赤である。
ゆるゆるとようやく半身を起こした光輝は、柴田のものを手にしてプロのようなテクニックで昂りの勢いを増幅させた。
「お前、どこで覚えた?こんなテクニック……」
「……別に?」
返事もそこそこに、光輝はひたすらに手淫を続ける。
暫く弄られていると、柴田のものは天を仰ぎ淫らな蜜を零し始めた。
「おい、光輝……そろそろ……」
「うん……そうだね。じゃあ、いいよ、ここに来ても」
光輝は自分で柴田を受け入れるつもりの秘孔を弄る。
「あ、あぁ。本当にいいのか?」
最初に仕掛けたのは自分だが、本当に挿入しても良いものなのか分からなくなる。
「いいから」
そう促され、柴田はベッドに上がり光輝の両脚を大胆に開き、その間にポジションを取った。
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