第7話 ラグビー入部

 大曾根甲(おおそねこう)は次男の第一子で、生後3か月で小児喘息を発症して、2回ほど危篤状態に陥った。

 その時も一番心配してくれて遅くまで僕に付いていてくれていた。

軈て僕も成長し、高校生になった時にはラグビー部に入部した。

 叔父さん(親父の兄)の長女の夫が、製鋼会社のラグビーチームにスクラムハーフとして赤いユニオーム姿で活躍していたから憧れもあったと思う。

 そして高校卒業を目前にした正月の3日、湊川神社へニーちゃんと叔父さんとで、初詣に寝てるのかな?「ミーちゃんオバちゃん僕な、結婚するねん。」大曽根家のどの親戚よりもミーちゃんに報告したかった。

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