第1話

この世界ヴァスタジレには魔法が存在し、それに加えスキルなども存在する。それを駆使して魔物などを討伐,捕獲することで生活をする冒険者、貴族などの高貴な身分を守るものが騎士、と言うように区別される。他にも貴族や、冒険者がサポートする協会、国に住まう民などもいるが…ディアとリーシャは冒険者である。

「あら、2人とも今日も仲が良いわね。」

そう言いながら受付嬢ハンナが奥から戻ってきた。ハンナは2人が冒険者となる前から2人の面倒を見てきた親のような存在だ。

「今回ばかりは時間がかかるわよ?なんて言ったってこの依頼長期期限を設けられているもの。場所は……」

「…もうディアいませんよ?」

そうリーシャが言ったときには協会の扉を開き出るところであった。

「はぁ…念のため油断しないように言っておいてちょうだい、要らぬお世話かもしれないけど。それと、この資料を渡しておくわ、後で2人で見なさいな」

「いや、ありがとハンナさん。後でしっかり,それはもうしっかり言い聞かせておきますから。それでは。」

そういってリーシャがディアを追いかけていった。

























…………side???……………

木漏れ日がまぶしい、どれくらい寝ていたのか、それすらも分からない。でも……これだけは分かる。

「主よ、もうすぐだ。」

そう言ってどこかへ消えていった。




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