第3話 初めての魔法

 1歳にときはスキルを1つ習得して終わった。そしてついに今日は家庭教師が付く記念日。

 そう、誕生日なのだ。


「お誕生日おめでとう。これは私からのプレゼントだ。ほら約束しておいた、家庭教師だよ。」

「こんにちは。私はコランです。作法や歴史、法則、文学を教えます。」

「こんにちわ。俺は、クリソだ。魔法について教えるぜ。」

「そしてこの私、レオが剣術について教えるぞ。」


 よっしゃー。

 魔法を教えてもらえるぞー。


「これは私からのプレゼント。魔石特大よ。」


 ズドン


 え。。。。このサイズの魔石はドラゴンとかからしか取れない奴じゃないの?

 もしかしてこの家、強さの基準がぶっ飛んでるんじゃない?

 そんなこと考えても無駄だから気にしないで行こう。うん。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 次の日。


「午前中は魔法の授業だ。」

「ハイ。」

「まず、魔力操作のスキル習得からいくぞ。」

「魔力操作は、もう持っていますよ。」

「今までにやったことがあるのか?」

「いや、今までやったことなんてないですよ。生まれつきです。」

「あはは。面白い少年だ。教えがいがあるぞ。」

「ありがとうございます。」


 魔力妨害もすごい感じだから言わないでおこう。


「ステータスを見せてくれるか?」

「わかりました。これです。」


〈ステータスウィンドウ〉


『名前』 アオ・フォン・クリスティル

『種族』人族

『性別』男性

『年齢』2歳

『レベル』1

『生命力』1000/1000

『体力』100/100

『魔力』10000/10000

『総合ステータス』SS

『スキル』S


「スキルも見るがいいか?」

「ちょっと待っててください。」

「いや待てない。細工されてしまうと困るからな。」

「わかりました。」


「□定」

「÷力操作」1

「魔力◇害」

「武術」*

「体●」1

「剣術」1

「状☆異常耐性」1

「物理耐性」■

「魔法★性」1

「水魔+」1

「火×法」1

「◆魔法」1

「風-法」1

「光魔法」■

「闇〇法」1


「なんだと。文字化けして見えない。。。。」

「何で文字化けするのですか。」

「それはお前が、俺より圧倒的に強いからだ。こんなの古竜以来だな。」

「なんかすいません。」

「だが私と同じく、世界で2人目の全属性持ちだと分かったから。魔法を使う方法を教えてから、私と模擬戦をしてみようぜ。」

「とりあえず、魔力を手の込めてみろ。」

「こんな感じですか?」

「そう。そのイメージで魔法教えるから、魔法を発動するときは手に魔力をこめろ。」


〈魔法はどうやって使うのか〉

〈魔法はイメージをすることによって、魔力が形を作り、発動することができるのです。詠唱は、イメージするのを手伝ってくれます。〉


「じゃあ初級魔法の水球の詠唱を教えるからやってみろ。」

「はい。」

「じゃあやるぞ。わが敵を水の力を用いて打ち抜け。水球。」


 ズドコっ バキバキ

 威力どうかしてるだろ。初級魔法だぞ。


「ほら。やってみろ。」

「ハイ。」


 手に魔力を込める感じで。

 水の玉がすごい威力で飛んでいく。

 水の玉がすごい威力で飛んでいく。

 水の玉がすごい威力で飛んでいく。


「わが敵をみ」


 ドン ズドコ バキバキ

 は?え?ん?何がどうしてこうなった?詠唱前に発動したぞ。

〈解。マスターがっ強いイメージを持っていたため、無詠唱で発動できたのだと思います。〉

 詠唱の意味消えたな。


「え?無詠唱?ん?」

「先生なんかすいません。」

「いや、謝ることはないけどはじめっから無詠唱はさすがにおかしいよ。しかも私の魔法より威力があるなんて。うん。」

「制御方法教えてもらえますか。」

「そうだね。いろいろと飛ばしてそこから始めないと、森が荒地になっちゃう。」


 手に込める魔力量を制限すると、うまく制御できるらしい。


「詠唱しないでやってみろ。」


 ぶわぁと音が鳴りながら。水球を発動することができた。


 ドゴっ


 今度は成功した。


「じゃあ次からは、魔法を上級まで叩き込んどいてやる。覚悟しろよ。」

「ハイ。」


 初めての魔法の授業は終わった。

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