応援コメント

これがかち?」への応援コメント

  •  私も主人公と同じようなことで悩んでいた時期がありました。何をやっても誰からも認めてもらえず生きている価値さえ疑った日々がありました。

     大人社会では過程より結果を出すことが求められます。結果を出すべくこつこつと努力を重ねても要領よく早く結果を出した者が称賛されます。頑張った自分がそこにいるので自己満足に浸ることもできない訳ではありませんが一言「頑張ったね」「お疲れ様」が欲しいのです。

     あるとき某大学教授が私のプレゼンを聴いてくださって、「梅雨空を吹き飛ばすくらい明るく爽やかな女性に出会い、清々しい気持ちになった...」とのコメントが専門雑誌に掲載されているのを同僚が見つけ教えてくれました。内容についての評価はまだ改善余地ありとは言え、嬉しかったのを思い出します。

     自分にとって「価値」も「勝ち」も説明し難いですが、どちらも気にせずやって行けたらたまにはよきこともある?ぐらいの感覚でいいのかなと今では思っています。また人が何と思おうが自分で自分を認めれば心も軽くなります。

     自分を見つめ直すよい機会となりました。いつもありがとうございます。
     

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    私としても今作の主人公の結末が正しいとは思っていません。

    本来我々はどうあるべきなのか、彼が執着する、おばあさんの感謝の言葉以上の"かち"とはなんなのか、問いかける内容だと考えております。

    ですので、今作が自分を見つめ直すきっかけになったというのは非常にうれしいです。

    渦巻く黒い感情のままに書きつづったのですが、どうやら好評のようで良かったです。

    こちらこそ、いつもありがとうございます。