第494話 ギャルは行動力早い。早くやれば三文の徳、的な?
ちょっと昔に感じるがこの曲もかなり昔なんだなと感じて時の早さを感じる………暇などなく歌い終わる。
疲れる。ただでさえさっき30分リクエストに答え続けた後なのに………終わったと気を抜いたらコレだ。気を抜かせてくれ。日常の中で気が抜けないってホント異常だからな?
てかめっちゃ静か。ギャルめっちゃ静か。
何?オレやらかした?
採点画面に移る。ヤバ。ここで80とか出したらこの空間いられないし。すぐさま逃げよう。香織はほって逃げよ
「99.15」
「え?」
99?初めて出したわ。そんな点数。あ、採点くんがめっちゃ褒めてくれてる。ありが
カシャ。カシャ。カシャ。カシャ。カシャ。
うん?シャッター音?何だ?と思ったらギャル達が採点の画面をスマホで撮っていた。
「な、何してるんで」
「あんた、名前は?」
「へ?」
「名前は?名前は何?」
「オレの名前ですか?え、えーと社 晃太といいます………」
「こーたね。こーた。わーた。あたしからひとついわせてこーた。」
「はい。何でしょうか?」
「こーた。かしゅめざすべきっしょ?」
「はい?」
「こーたなんねん?」
「え、高校2年………」
「え、ためじゃん!しぬ。」
「え、死ぬ?」
そんなんで死なないわ。
「ためにこんなやばいやついないよね?」
「あーしらのがっこーにはいないだんし」
「ちょっとかんどうしてバイブスあがるんだけど。」
「これでうたへたとかいったらぜんじんるいがうたうたえないし?」
「じかんあるならアニソンもうたわない?」
「でしょ?私のコレ、ヤバイっしょ?」
「ヤバイ」
「ヤバイ」
「ヤバイ」
「ヤバイ」
「ヤバイ」
「でしょ?それにこの才能を眠らせるのももったいないっしょ?」
「マジで」
「まじんこで」
「まじまじで」
「マジーで」
「もったいない。」
「っしょ?ね?言ったでしょ?晃太くん見ず知らずの人がヤバイって感動してんだよ?これを才能といわずにどうするの?」
「才能とかそんな重く………」
「私はね、皆この晃太くんをテレビに出したいの。そして狙うの。カラオケの大会で優勝を!」
「いいじゃん!」
「まじりすぺ」
「え~ライムこうかんしよ?」
「ひにちきまったらライムしてよ!」
「うちわつくっておうえんいくわ!」
「えー!ぜひぜひ!」
「ちょっとまっ」
「こうたくんだよね?まぁライムこうかんするからこうたでいいか。」
「あ、オレも交換対象なんすね………」
「こうたのうたはひとをみりょうできる、とりこにできるちからがあるし!てれびでるのたのしみにしてるから!」
どうしよう。見ず知らずのギャルに押されたくもない背中を押された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます