第485話 魂の乗った言葉というモノはいい意味でも悪い意味でも人の生き方を変える力がある
魂の乗せかたというモノにも様々なモノがある。言葉にしたため相手に魂、力をおくる。
言葉というモノは軽いように見えてめちゃくちゃ重い。質量の話じゃなくて力の話。言葉には人を変える力がある。それがいい方向にも悪い方向にもいく。いい方向に行けばその人の人生を明るくできる。が悪い方向に行けばその人の人生は地獄の底まで堕ちていく。言葉には魔力があり言葉は刃だ。それがどれだけ人のためを思っていたとしても捉え方1つで人格まで否定されていると勘違いしてしまう。だから言葉は怖い。だから魂を乗せるということも難しいのだ。
と、長々と話してみたが要は言葉には力があり逆に力を込めやすいということである。
何故こんな話をしているのかというと………
「ここは何処ですか?」
「アリスは初めてだよね?ここが3本勝負最後ラウンド結婚を賭けたラストバトル、泣いても笑ってもこの勝負で決まる。そんな場所!」
「雫、説明になってねーよ。場所を言え。」
「あ、ここは カラオケ です!」
最終ラウンド 心音の結婚を賭けたラストバトルの場所は なんとカラオケ。
「2人には魂を乗せて歌を歌ってもらいます!その採点結果がポイントになります!例えば90.25ならその90.25がポイントになります!その採点結果を5回繰り返し最終的にポイントの高かった方の勝ちです!つまり心音さんが勝てば結婚はナシ、お母様が勝てば結婚!という簡単な話です!」
「簡単か?」
「評価するのが私たちじゃなくて機械という点もデカイですね!機械はウソつきませんし不正も出来ないですから!」
「魂は何処に行った?」
「コンピューター、機械も震わせられるほどの歌を歌えればそれが魂です!魂震わせまくりです!」
「適当な………」
「あ、順番来たんで私部屋とか決めてきますね!」
「私も…………」
雫と乃蒼が店員さんの元へ。
「晃太くん。」
「あ?」
「晃太くんとはカラオケよく行くから晃太くんが歌好きで歌上手いのも知ってるけど。」
「上手くはねーよ。」
「お姉さまとお母様の歌って聞いたことないよ?私。」
「奇遇だな。俺もない。」
「無いの?」
「無いよ。姉さんからカラオケに誘われたことはないし母さんも歌を歌ってるイメージはないな。だからあのバカ、雫が90点とか言ってたけどそれこそクソ音痴の泥試合になるかもよ?」
「それはそれで面白いじゃん。」
「面白さ求めてないんだよな………」
「あ、みんなフリータイムでアイスとか食べ放題にしたから!皆で楽しんで行こー!」
「え、まだ食うのかよ。アイツ。」
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